モスクワ通信『老舗ホテル メトロポールで優雅なアフタヌーンティー』
By russian-festival. Filed in いちのへ友里 |1905年創業の老舗ホテル«Метрополь»(メトロポール)。赤の広場からすぐ、ボリショイ劇場の向かいという素晴らしい立地で、各国から訪露する要人・著名人御用達のホテルとしても知られています。
△鉄道王サーヴァ・マモントフの依頼で設計された建物は、ロシア・モダンの最高傑作のひとつとされています。ファサードには、トレチャコフ美術館でもその作品をみることが出来るロシアの画家ヴルーベリのモザイク画。オープン直前に発生した火災でも焼失することなく残りました。
△ステンドグラスの美しいエレベーター。モスクワで初めてエレベーターが設置されたのがこのホテルだったそうです。
△絨毯とステンドグラスに彩られた階段も素敵です。
△吹き抜けの回廊は、ホテルの歴史や訪れた著名人のポートレートが飾られたギャラリー・スペースになっています。
△創業した頃の白黒写真では、ホテル前には馬車が行き交い歴史を感じます。
△トルストイ、ラフマニノフ、シャリャーピンなどの文化人が集い、チャップリン、マイケル・ジャクソンなどの著名人や各国の大統領・首相などが訪れました。
△ホールにはツルゲーネフ、ドストエフスキー、ゴーゴリなどこのホテルを訪れた偉人の名前がつけられています。こちらはトルストイの間で、壁に肖像画も飾られています。
△宿泊客の朝食やブランチが楽しめるグランド・ホール。こちらも天井のステンドグラスに圧倒されます。中央には噴水。ステージではかつてシャリャーピンが歌ったそうです。
また、ロビー・バー«Шаляпин»(シャリャーピン)では、素敵なрусская чайная церемония(ロシア式アフタヌーン・ティー)を頂くことが出来ます。
△テーブルウェアは、ロシアを代表する高級陶磁器Императорский фарфоровый завод(インペリアル・ポーセリン)の«Сетка-Блюз» ブリュス・セット!
△サモワールのような湯沸し器で熱々のお湯を注ぎながら、お好みの紅茶を頂くことができます。。
△ロシア風クレープのブリヌイには、蜂蜜やジャム、そしてスメタナにイクラ。イクラの入れ物の取っ手には、金のチョウザメがついていました!イクラ用の食器があるなんて、さすがロシアですね。ほかにも、下段にはサーモンや黒パンのミニサンドイッチ、上中段にはプチフール、そしてピロシキ各種や絶品クランベリーの砂糖がけなどもついています。
в лобби-баре «Шаляпин»(ロビー・バーにて) – 5800 ルーブル(2-4人用)
в номере отеля (客室にて)– 4500 ルーブル (2-4人用)
«Метрополь» https://metropol-moscow.ru