モスクワ通信『モスクワ川クルーズへご案内!』
By russian-festival. Filed in いちのへ友里 |はじめてモスクワを訪れる観光客の方はもちろん、船からの新鮮な目線でモスクワの観光スポット巡りができるモスクワ川クルーズは、ロシア人にもとても人気があります。
デッキの風が気持ちの良い夏も、砕氷船になる冬も、一年中さまざまな会社の遊覧船が行き来しています。
今日はそのなかのひとつ、スターリン建築のウクライナホテル前から乗船し、お食事をいただきながら2時間半をかけてゆっくりと往復できる船をご案内いたします。
△景色がよく見えるガラス張りの船内。右岸と左岸を往復でそれぞれにじっくりと眺めることが出来る窓際のお席はやはり人気です。ここでお誕生日を祝うロシア人のご家族連れも多く、途中で何度か船内にハッピーバースデーが流れました。
△ランチョンマットにはクルーズの航路や見どころが記されていますので、ここに日付やメモをして記念に持ち帰ることも出来ます。
△船内レストランのメニューはアラカルトで別料金。飲み物を持ってデッキで乾杯!という楽しみ方も。
さあ、いよいよスタートです。まずは遠くに金融ビジネスの中心であるモスクワ・シティの摩天楼が見え、それからゆっくりと雀が丘に近づいていきます。モスクワ川の両岸に、新旧の人気展望スポットや建築物を眺めながら、首都モスクワの歴史と今を感じることができます。
△世界遺産にも指定されているノヴォデヴィチ修道院を過ぎると、目の前には今夏ワールドカップ決勝も行われたルジニキ・スタジアム。収容人数は約8万人と国内最大規模です。1956年にレーニン中央スタジアムとしてオープンし、1980年モスクワ五輪でもメイン会場に使われた歴史あるスタジアムです。
△ゴーリキー・パーク、新トレチャコフ美術館を過ぎると目の前にはピョートル大帝像!
△黄金の秋の紅葉に黄金の屋根がきらめく救世主キリスト大聖堂。ソ連時代はここに巨大な温水プールがありましたが、ソ連崩壊後に19世紀の大聖堂が細部まで忠実な形で再建されました。
△川から臨むクレムリンはまるで絵はがきのよう。美しく赤い城壁のむこうには、プーチン大統領の執務室がある大統領府や、壮麗な大クレムリン宮殿、そして歴代皇帝の戴冠式やロシア正教総主教の任命式が行われてきたウスペンスキー大聖堂の丸屋根などが見えます。まさにクルーズのハイライト!
△ザリャージエ公園のモスクワ川の上に突き出す橋は人気写真スポット!かつてのロシアホテルの跡地に作られたこの公園は、モスクワ建都870周年記念の2017年に合わせて9月9日にオープンしました。モスクワ川クルーズでは、たくさんのユニークな橋を通るのもみどころのひとつです。
△ロシア国旗がたなびく2階屋上デッキや1階船頭へ自由に出ることが出来ます。
△船内ではプロのカメラマンによる写真サービスがあり、気に入ったものがあれば記念写真として台紙にいれて購入できるようになっていました。どれもファッション雑誌の1ページのようです。
ちょうど季節は黄金の秋!船尾や屋上のデッキからは青く澄み渡る空とのコントラストの美しさを満喫できました。