モスクワ通信『世界でここだけ!ククラチョフの猫のサーカス』
By russian-festival. Filed in いちのへ友里 |モスクワの冬は劇場シーズン!「子どもの頃大好きだった猫のサーカスへみんなで出かけましょう!」親子3世代で楽しむロシア人でいっぱいのククラチョフ猫劇場(Театр кошек Кукулачева)です。
入り口で両手を広げて出迎えてくれる猫の像。たくさんの子どもたちと抱き合って握手をして、手がピカピカ光っています。
1990年1月1日にオープンした劇場内は、どこもかしこも可愛らしい猫でいっぱい!
ドアノブまで猫がモチーフになっています。
1階から2階にかけてのギャラリースペースには、これまで猫劇場が世界中で客演してきた記念の猫グッズや各国語のパンフレット、ファンから寄せられた世界中の猫グッズや猫の絵画が展示されています。
△ククラチョフ氏がまだ猫劇場を創設する前の1981年に、日本でボリショイサーカス公演に参加したときの貴重なパンフレットも!日本の招き猫やサンリオのキャラクターのキティちゃんグッズも展示されていました。
△猫にご注意!のユニークな標識。
△およそ200匹の猫劇場専属の猫たちの様子を見られる猫アパートメントのコーナー。趣向をこらしたお部屋のひとつは、富士山に満開の桜、青竹に鶴が描かれた日本風!
可愛らしい猫がつぎつぎに出てきて、玉乗りや綱渡りなど得意技を披露してくれたり、アクロバティックな挑戦をしてくれなかったり、ときにはお芝居仕立てでコミカルに進行していく舞台に惹き込まれます。会場はそのたびに大笑いしたり、ハラハラドキドキ手に汗して応援したり。気ままな猫たちのパフォーマンスですが、観客も出演者もそんな猫のすべてを愛しているのが伝わってきます。
△フィナーレに登場した猫たち!
創設者のユーリー・ククラチョフ氏のご子息ドミトリー・ククラチョフ氏が現在は主演を務めていらっしゃいます。世界初にして唯一ともいわれている猫たちによるサーカス!モスクワへいらしたらぜひお出かけ下さい。