モスクワ通信『美味しい万能薬!カローメンスコエの蜂蜜市』
By russian-festival. Filed in いちのへ友里 |春と秋、毎年恒例の蜂蜜市が開催されるカローメンスコエ。
蜂蜜の大好きなロシア人は、美容に、風邪の予防や治療に・・・と、いつも蜂蜜をお薦めしてくれます。そして、毎年春と秋の蜂蜜市が開催される時期になると、大きなカートを引いて、いそいそとお気に入りの蜂蜜を買いに出かけます。(2018年春は1月19日〜3月18日)
△甘い蜂蜜の香りに包まれた巨大テントのなかは、向こう側が見えないほど、そして何列も、数えきれないほどのブースが並びます。
同じ種類の蜂蜜でも、お店によってずいぶん味が違います。こちらのお店では“栗”の蜂蜜を購入。栗独特の風味が口一杯に広がります。お店の方とのおしゃべりも楽しみのひとつ。おしゃべりと味見がはじまると、なかなか次へ進むことができません。
△どこのお店でも、まずは基本のアカシアから薦められ、それから菩提樹やプロポリス、ベリーやりんごなどのフルーツや花など今年のお店のおすすめ蜂蜜、そして蕎麦や栗など癖の強い味へ・・・と進みます。こちらはアルタイ地方のお店です。大きな匙で蜂蜜をすくっては、その自慢の美しい透き通った色ととろみを見せてくれます。
△ロシアのさまざまな地方から出店していて、その地方独特の植物や風景で演出していたり、家族で養蜂業を営んでいる写真を展示していたり、蜂蜜でロシア旅行が出来ます。
△こちらのサハリン産蜂蜜のお店では、珍しい“桜“の蜂蜜を発見。桜餅のような味と香りです。いろんな香りや味を購入するのも楽しいですし、同じ種類で食べ比べをするのもいいですね。
乾燥キノコも風味がよくてとっても美味しい!それぞれのお店がアットホームな温もりのある雰囲気でディスプレイされていて、あちこち眺めながら歩くのはとっても楽しいです。
蜜蝋やプロポリス石鹸なども、蜂や蜂の巣の模様にデザインされていたりします。
最寄り駅はКОЛОМЕНСКАЯ駅(Музей方面の出口を出ます)。中心部から乗り換えなしでそれほど遠くない場所ですが、公園にはいると広々として自然が美しく、世界遺産に登録されている教会などもあって、お散歩にもぴったりです。 公園へは歩いても行けますし、駅前からテント前まで無料の送迎バスもあります。