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■2008年12月9日■

ボリショイバレエ「ドンキホーテ」「白鳥の湖」「明るい小川」公演
ナルイシキン大統領府長官ら出席、シュビトコイ特別大使が挨拶

   ロシア文化フェスティバル2008IN JAPAN公式プログラムであるボリショイバレエ日本公演(ジャパンアーツ招聘)は、11月22日三重県文化会館をかわきりに、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、愛知県芸術劇場、福岡サンパレスホテル、大分iichikoグランシアタ、札幌市教育文化会館、東京文化会館、大阪フェスティバルホールなど8都市20回公演が開催され好評を博した。ステージでは、チャイコフスキー「白鳥の湖」、ミンクス「ドン・キホーテ」、ショスタコーヴィチ「明るい小川」の3作品が上演された。
   フェスティバルの2008閉幕セレモニーは、セルゲイ・ナルイシキン大統領府長官、ドミトリー・メゼンツェフ上院副議長、ミハイル・シュビトコイ外務省特別大使、デニソフ・モルチャーノフ政府文化教育局長、ミハイル・ガルージン外務省アジア太平洋局長ら10名の政府代表団とイーゴリ・ロマネンコ副委員長、マイヤ・コバヒゼ委員、ウラジミール・ベススドノフ委員らロシア文化フェスティバルロシア組織委員会代表団、ミハイル・ベールイ在日ロシア大使ら大使館関係者、日本外務省在ロシア日本国大使・斎藤泰雄氏らを招いて、12月9日東京文化会館の満員の観客のもとで、シュビトコイ特別大使・ロシア組織委員会副委員長の挨拶という形でおこなわれた。同代表団は、麻生首相、中曽根外相、鳩山由紀夫日本組織委員会委員長(衆議院議員・日ロ協会会長)、森元首相らと会見したほか、フェスティバル参加の企業・団体と懇談した。
閉幕セレモニー チャイコフスキー「白鳥の湖」 ミンクス「ドン・キホーテ」 ショスタコーヴィチ「明るい小川」
■2008年12月1日■

ロシアの若き版画家 エカテリーナ・スミルノワ女史石版画展開催
職人芸といわれる繊細な技法を駆使した48作品に感銘
ベールイ在日ロシア連邦大使ら各界百名が参集しセレモニー

   エカテリーナ石版画展開催にあたり、在日ロシア連邦大使はじめ報道関係者を含めて約百余人の方々のご出席の中、オープニングセレモニーが12月1日に東京・文房堂ギャラリーで行われた。まず主催者を代表してロシア文化フェスティバル日本組織委員会の中藤泰雄氏、そして在日ロシア連邦大使館を代表してミハイル・ベールイ大使が祝辞をのべた。続いて、版画家のエカテリーナ・スミルノワさんに作品の解説も含めたご挨拶をいただき、日本対外文化協会専務理事の藤井弘氏の音頭で乾杯となった。しばし歓談の後、ボリショイ劇場プリマドンナの川副千尋さん、グネシン音楽アカデミー教授でバラライカ奏者のワレリー・ザジーギン氏とピアニストのゴトリブ・ラリサ氏、ドムラ奏者のヴャチェスラフ・クルグロフ氏による記念演奏が行われた。出席者一同、美しい石版画と素敵な音楽を堪能した午後のひとときでした。
   版画展は12月6日(土)まで開催され、スミルノワさんは8日に帰国予定。(撮影=吉田 由紀)
エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展
エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展 エカテリーナ石版画展
■2008年11月20日■

感動のどよめき、そして鳴りやまぬ拍手!!
国立モスクワ音楽院室内合唱団公演
再来日で再び日本の観客を魅了。

   2006年の初来日公演以来、この合唱団の高度で色彩豊かなアンサンブルに、再来日を熱望する声が高まっていたが、この度ついに東京・カザルスホール(11月20日)、横浜・神奈川県民ホール(11月17日)、千葉・京葉銀行文化プラザ(11月18日)、下田・下田市民文化会館(11月21日)での公演が実現した。
   どの会場もほぼ満席で、東京公演の会場であるカザルスホールは、公演の一か月前にはチケットが売り切れとなってしまうほどでした。
   プログラムにおいては、ボリス・テヴリン氏の指揮によって紡ぎだされる合唱団(34名)の高度な表現力によって、アカペラの魅力と神髄が彷彿され、会場内は深い感動と満足感に満ち溢れていました。
   アンコール曲では、最初に「さくら、さくら」が静かなどよめき中で始まり、つづいて日本でよく知られているロシア民謡の「おゝ、道よ」、「アムールの小波」、「カリンカ」などが演奏されていくにつれ、会場は新たな熱気と興奮と喝采に包まれました。
   11月23日には、「2008年日本のうたごえ祭典 60周年記念音楽会(池辺晋一郎実行委員長)」(日比谷公会堂)にもゲスト出演、多くの人たちに熱いメッセージを残して、11月24日元気に帰国しました。(撮影=吉田 由紀)
国立モスクワ音楽院室内合唱団 国立モスクワ音楽院室内合唱団 国立モスクワ音楽院室内合唱団
国立モスクワ音楽院室内合唱団 国立モスクワ音楽院室内合唱団 国立モスクワ音楽院室内合唱団
■2008年10月19日−24日 モスクワにおけるジャパンウイーク■

日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展
チュコフスカヤ文化副大臣、今村朗・在ロ日本大使館公使が開会挨拶

   モスクワ日本文化週間は、ロシア連邦文化省・在ロシア日本大使館(「日本の秋2008」)・ロ日協会・ロシアン・アーツが主催し、後援・国際交流基金で開催された。会場はシステルナホールとソリャンカ・ギャラリーである。

10月19日(日)
   アニメの夕べ開催(クロ・シロプロジェクトの主催)。司会Jecky-chan&Renで,DJ4Srylerのサウンドトラックの中、アニメステージにはDanmoria,Anisandre,Onix,Tokyo sos,Tsukino Hikariが登場した。
   アニメショップ2「Diskomir」、アニメミュージツク、ディスコ、コンクールが行われ、プレイステーションのチャンピオン大会が開かれた。

10月20日(月)
   ソリャンカ・ギャラリーで記者会見が開かれ、ロシア文化省・ロ日協会・日本文化センター・ロシアンアーツの各代表と芸能人3名が会見席に座り、日本文化週間の内容・意義・日ロ文化交流について記者の質問にこたえた。
   会場では、生け花、レース編み作品、折り紙、日本の版画、A・パノフ氏の「現代日本」写真展、日本ビデオ上映、日本観光ポスター、ロシア芸術家の日本風景画など多彩に展示された。

10月21日(火)
   システルナホールでのモスクワ日本文化週間公式オープニングは、午後7時30分から行われ、日本民族芸能団「こぶし座」が「ぶちあわせ太鼓」を演奏する中、エカテリーナ・チュコフスカヤ・ロシア文化省副大臣、今村朗・在ロシア日本国大使館公使が登壇し、挨拶した。
   舞台では、日本の芸能人が次々と出演した。こぶし座の「秩父屋台囃子」、藤間紫恵乃の日本舞踊「さくら」、大由鬼山の尺八「さくら」、山本謙竹&小山みつなの三味線演奏と日本民謡歌の「津軽じょんがら節」、TAKAHASHI ATSUSHIの創作舞踊、デュエットのBeTheVoice、DJ・三味線・琴のアンサンブル「MINAMOTO」、ポップシンガー木村佳世の「Happy Chokolate」「Shining Go」で盛り上がった。来場者は来賓・招待客含め700名。

10月22日(水)
   「日本民族芸能のプログラム」。同時進行でプレイステーション・チャンピオン大会第二回戦とアニメ・コスプレコンテスト、アニメショップDiskomirが行われた。
   こぶし座「三本柳さんさ踊り」、大由鬼山&山本謙竹&小山みつな「木枯らし」、藤間紫恵乃「藤娘」、大由鬼山「荒城の月」、山本謙竹&小山みつな「土佐のすなやま」、「津軽あいや節」、大由鬼山「五木の子守唄」、藤間紫恵乃「さくら」「モスクワ郊外のゆうべ」、こぶし座「ソーラン節」「寿獅子」をそれぞれ披露した。

10月23日(木)
   「現代日本音楽のプログラム」。同時進行で、プレイステーションチャンピオン大会準決勝、アニメショップDiskomir,DJブラッド・ニク―リンのショーなどもおこなわれた。    舞台は、デュエットBeTheVoice(和田純子&鈴木俊治)、独創的な舞踊で圧倒するTAKAHASHI ATSUSHI、ホットなDJトリオ・アンサンブルMINAMOTO(小池摩美&久保田祐司&長谷川久)、チャーミングな衣装で爆発する木村佳世らがアニメ・コスプレの若者のディスコ・ダンスとともに盛り上がった。

10月24日(金)
   クロージング・ガラコンサート。同時進行でプレイステーションチャンピオン大会決勝&表彰式、DJによるディスコダンスがおこなわれた。
   舞台は、大由鬼山&矢本謙竹&小山みつな「花笠音頭」、こぶし座「寿獅子」大由鬼山「花」、藤間紫恵乃「さくら」、山本謙竹&小山みつな「じょんがら節組曲」、こぶし座「秩父屋台囃子」、アンサンブル・MINAMOTO,TAKAHASHI ATSUSHI,BeTheVoiceと続き、木村佳世が「Palala」「Find your way」でフィナーレとなった。最後に出演者&スタッフ全員が舞台で挨拶し閉幕した。
日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展
日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展 日本文化週間―古典芸能とポップス、多彩な日本美術展
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■2008年9月29日■

凄い!楽しい!元気が出た!ありがとう!
北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン公演
初来日で日本の観客を魅了。

   ロシア連邦北オセチア・アラニア共和国国立アカデミー民族友好勲章舞踊アンサンブル「アラン」は、9月28日に成田空港に到着した。大カフカス山脈の北斜面中央部に位置する同国から3日間を費やして日本に来た疲れも見せず、埼玉会館(1250名)、千葉市民会館(950名)、横浜・関内ホール(900名)、東京・メルパルクホール(1100名)、長野・茅野市民館(700名)、茨城・桜川市大和ふれあいセンター(700名)、同・県民文化センター(1000名)の7都市公演をパワフルでスピーディーな独特の舞踊で展開し、観客を魅了した。
   創立70周年を迎えた「アラン」は、45カ国で公演しており、ロシア国内外のコンクールで最高賞に輝いている実力は日本公演でも発揮され、足の指を内側に折り曲げるつまさき使いや短剣を口や手で扱う危険な演技は最大の特徴である。オセット民族などの伝統的舞踊、戦闘的勇壮な舞踊、宮廷舞踊、華麗・優雅な美しい女性の群舞、民族楽器ドール(太鼓)の舞踊、コーカサスの山岳舞踊、アクロバチックな羊飼いの舞踊などすべてが楽しく惹きつける。1秒も飽きさせない早いテンポの威厳のある高水準の振付けは見事だ。日本の観客は、高齢者も少なくなかったが、一様に「元気をもらった」「久しぶりに楽しく充実した一夜だった」と感謝の言葉をいただいた。
(撮影=吉田 由紀)
北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン
北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン 北オセチア・アラ二ヤ共和国立民族舞踊団アラン
■2008年9月16日■

天才少年少女育成コンサートで交流
杉並・市ヶ谷・壬生・旭で感動の拍手

   9月16日来日したロシア天才少年少女育成コンサート出演の4名のソリストは、17日アオバジャパン・インターナショナルスクール(東京都杉並区)、18日ルーテル市ヶ谷センターホール(東京都新宿区)、19日アーティスト・ホーム・ヴィレッジ(栃木県壬生町)、20日千葉県東総文化会館でのコンサートで熱演した。
   エヴァンゲリヤ・デリゾナス(15歳、ピアノ)、アンドレイ・クズネツォフ(17歳、ヴァイオリン)、ヤーナ・ディヤコワ(11歳、声楽)、グリゴ―リ・ツヴェトコフ(14歳、、バラライカ)は、ショパン、モーツアルト、ミルシテイン、ラフマニノフらの名曲を演奏し感動の拍手を惹き出した。
なお、栃木県公演では、子どもたちのバレエが、千葉県公演では、地元合唱団が共演して盛り上がった。千葉では約1000名の観客がおしよせた。(撮影=佐久間 ナオヒト)
エヴァンゲリヤ・デリゾナス アンドレイ・クズネツォフ ヤーナ・ディヤコワ
グリゴ―リ・ツヴェトコフ アンドレイ・クズネツォフ / エヴァンゲリヤ・デリゾナス 4名のソリスト
■2008年9月13・15日■

ロシア人気のハードロックバンドOFFROAD爆発!
軽快な歌声で魅了する新星リーザ・べス

   9月13日麻布十番のWAREHOUSE702、9月15日新宿MUSICINNで、ロシアン・ヤングジェネレーション、ポップス&ロックライブが開催された。2003年にメジャーデヴューしたハードロックのOFFROADが、「ON The Road Again」「すべて最初から」「空よ、許しておくれ」など7曲を熱唱、続いて15才の女性ポップシンガー、リ−ザ・べスが「カチューシャ」「フリーダム」「ヤポー二ヤ」「UFO」など8曲を絶唱した。最後に、全員で、「Tell Them "Get the Hell Away"」を歌いフィナーレとなった。今回のライブにはモスクワから15名が来日、コンサートのほかに日本の初秋を満喫して帰国した。(撮影=佐久間 ナオヒト)
OFFROAD リ−ザ・べス OFFROAD / リ−ザ・べス フィナーレ
■2008年9月2日■

モスフィルム名作映画コスチューム展開く
「戦争と平和」「アンナ・カレー二ナ」「復活」
エスキースとポスター展も同時併催

   9月2日〜7日まで東京都文京区の鳩山会館で、トルストイ生誕180周年を記念する「ロシア貴族コスチューム展―トルストイ名作映画を飾った衣装」が開かれた。
   9月2日午後3時からのオープニングセレモニーでは、イーゴリ・フルマニューク・モスフィルム博物館長、同館学芸員で服飾デザイナーのエカテリーナ・サカロフスカヤ女史が挨拶と展示品の解説をおこなった。約100名の招待客は熱心に聞き入り、モスフィルム代表団と交流していた。
   3日には女優・栗原小巻さんが自身の「アンナ・カレー二ナ」演劇公演の衣装見学とあわせて来場、鳩山由紀夫・ロシア文化フェスティバル日本組織委員長(衆議院議員)と歓談・交流した。連日、観光バス3台で見学者が訪れるなど6日間で約1000人が見学した。
(撮影=吉田 由紀)
モスフィルム名作映画コスチューム展 モスフィルム名作映画コスチューム展 イーゴリ・フルマニューク・モスフィルム博物館長 / エカテリーナ・サカロフスカヤ女史 モスフィルム代表団と交流
■2008年8月3日■

ワガノワ・バレエ・アカデミー公演
18都市で25,000人を魅了

   今年創立270年を迎えるロシアの名門バレエ・アカデミー、「ワガノワ・バレエ・アカデミー」が2008年6回目の日本公演を行った。数多くのダンサーを世に送り出してきた世界最高峰のバレエ学校の公演は、7月6日の公演を皮切りに、広島、名古屋、大阪、兵庫、福岡、仙台、横浜、東京など日本全国18箇所で公演を行った。演目は「パキータ」、「海賊」より第三幕およびガラ・コンサート。「ワガノワ・バレエ・アカデミー」ならではレベルの高い舞台、優雅でアカデミック、群舞の素晴らしさ、美しさと愛らしさに日本全国延べ約25,000名の観客が魅了された。
   今年の卒業生は25名。その半数以上がロシア最高峰の劇場であるマリインスキー劇場に入団が決まるなど、今年の卒業生は質が高く、その卒業するメンバーである未来のスターたちのほとんどが今回の日本公演に参加した。芸術監督でかつてのプリマ、アルティナイ・アスィルムラートワをはじめ、教師や未来のスターなど新聞雑誌各誌にとりあげられ、大きな話題となった。
ワガノワ・バレエ・アカデミー公演 ワガノワ・バレエ・アカデミー公演 ワガノワ・バレエ・アカデミー公演 ワガノワ・バレエ・アカデミー公演
■2008年7月24日■

表参道でロシア民族工芸展開く
マトリョーシカ、ボビンレース、ロシアビーズに人気 ファッションショーを楽しむ

   ガリーナ・ドウトキナ、オリガ・ボルチェンコワ、オリガ・モイセーエンコの装飾デザイナー3氏を日本に招いて、7月24日から30日までの7日間、表参道のギャラリー・コンセプト21でロシア民族工芸展が開かれた。
   芸術的にすぐれたマトリョーシカ作品15点、ボビンレース作品18点、レース編み各種作品30点、民族的ドレス5点、ロシアビーズ作品80点が展示され来場者に喜ばれていた。オープニングセレモニーでは、長塚英雄・ロシア文化フェスティバル日本組織委員会事務局長が挨拶、来日した3人の専門家が出品作を解説・紹介し、乾杯した。26日にはモイセーエンコ先生のファッションショーが催され、ロシアモデルが美しく着こなしアピールした。この日は野村紀子・元在ロシア日本大使夫人ら各界の人々が参集した。27日はボビンレースとロシアビーズのデモンストレーション、28日はマトリョーシカ交流会がそれぞれ行われた。(撮影=大村 学)
ガリーナ・ドウトキナ、オリガ・ボルチェンコワ、オリガ・モイセーエンコの装飾デザイナー3氏 ファッションショー ボビンレース マトリョーシカ
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■2008年7月23日■

トルストイ生誕180周年記念
ウラジーミル・トルストイ氏(トルストイ記念館長)講演会開かれる
東京大学・鳩山会舘・上智大学・千葉大学・池袋ジュンク堂

   文豪レフ・トルストイの333人の子孫の内、116代目の玄孫にあたるウラジーミル・トルストイ氏は、7月18日に来日、外国滞在としては異例の10日間の日本滞在となり、18日日比谷・松本楼での歓迎夕食会(栗原小巻さんら出席)、19日ロシア文化フェスティバルオープニング&パーテイー出席、20日トルストイ生誕180周年記念ロシア名画フェスティバル舞台挨拶、23日東京大学講演会、鳩山会舘・ZION懇談パーテイー、24日上智大学講演会、25日千葉大学講演会、26日池袋ジュンク堂講演会&サイン会のスケジュールをこなし27日成田空港から元気に帰国した。
   同氏は、「トルストイ家の子孫たち」「私から見たトルストイ家の人々」「現代に生きるトルストイ文学」などのテーマでわかりやすい口調で語りかけるように話した。ヤースナヤ・ポリャーナで開くトルストイの子孫の集まりは今秋も計画しており、日本の友人の皆様も多数招待したいとよびかけた。
■2008年7月23日■

ロシア文化人講演会=ガリーナ・ドウトキナ女史(作家)が講演
ロシア文化と日本文化の新しい流れを紹介
大阪・福岡で経済界代表らが出席、感銘をあたえる

   7月23日午前11時からホテルニューオータニ大阪において、ロシア文化人講演会と題して、作家・ガリ−ナ・ドウトキナ女史が「ロシア文化と日本文化」の講演をおこなった。会には中川・元大阪府知事、中馬・衆議院議員(元行政改革担当大臣)、府・市議会議員や経済界で活躍している経済人、在阪ロシア総領事らをはじめ市民70名が出席した。
   7月25日午後4時から福岡よみうりプラザにおいて、作家ガリーナ・ドウトキナ女史の講演会が開かれた。会には九州電力会長、福岡ドーム会長、福岡読売新聞社長ら経済界の方々が参集、100名余の聴衆に感銘を与えた。
■2008年7月20日■

トルストイ生誕180周年記念ロシア名画フェスティバル開く
「戦争と平和」「アンナ・カレー二ナ」など11本上映(9本ニュ−プリント)
トルストイ、カラバーエヴァが初日舞台あいさつ

   モスフィルムの協力によるロシア名画フェスティバルは、7月20日、21日、22日の3日間、六本木のオリベホールで開催された。「戦争と平和」1〜4部作、「アンナ・カレー二ナ」「クロイツェルソナタ」「復活」1部2部、そして初公開の「コサック」「司祭セルギー」「Old ABC」が(2本をのぞいて)ニュープリントで上映された。連日、午前11時から午後6〜8時までマラソン上映され、ロシア映画ファンを坦能させた。
   初日舞台あいさつには、文豪トルストイの116代目の子孫であるウラジーミル・トルストイ・トルストイ記念館館長、ロシア最大の映画会社モスフィルムのオリガ・カラヴァーエヴァ国際関係配給主任がそれぞれ映画祭をお祝いする挨拶を行った。
   参加者からは、「超大作を通して鑑賞する機会は他にはないと思います。ロシア文化の重厚さにすっかり魅了されました。」(49歳・女性)、「一度、「戦争と平和」を全部見たいと思っていました。夢がかなえてうれしい。」(70歳・男性)、「[司祭セルギー]は70年代に作られたのになぜ日本で上映されることがなかったのか残念ですが、「ウソ」にまみれた現代にピッタリの名作。」(女性)など感想がよせられた。(撮影=大村 学)
トルストイ、カラバーエヴァが初日舞台あいさつ トルストイ生誕180周年記念ロシア名画フェスティバル
■2008年7月19日■

ロシア文化フェスティバル2008IN JAPAN開幕
オープニング・サーカス公演初日8500人参加
チュコフスカヤ文化副大臣、高村正彦外務大臣(代)、鳩山由紀夫衆議院議員が挨拶

   7月19日午後5時30分からボリショイサーカス公演の冒頭、東京体育館でロシア文化フェスティバル2008IN JAPANのオープニングセレモニーが開催された。
   両国国歌演奏のあと、フェスティバルテーマソング「ヤポーニヤ」をロシア人歌手リーザ・べスが独唱、続いてエカテリーナ・チュコフスカヤ文化省副大臣、高村正彦外務大臣(山村嘉宏・外務省ロシア交流室長が代読)が挨拶、ロシア民族衣装の美しい女性から両国代表に花束が贈られた。
   ステージでは、犬(N・パヴレンコ)、トラ(パヴレンコ)、猫(O・キリチェンコ)、熊(N・ノビチコフ)のサーカスに子供たちは大喜び、空中アクロバット、空中ブランコ、アンチポードでは手に汗をにぎる迫真の演技に観客は興奮した。
   午後8時からフェスティバル・オープニング記念パーテイーが開かれ、鳩山由紀夫・日本組織委員長&衆議院議員がロシアサーカスの水準の高さを称え、フェスティバル委員長として文化はもとより政治・経済の両国関係の発展に力を尽くすことをのべた。チュコフスカヤ文化副大臣は立派なオープニング行事の成功に感謝しつつ日ロ文化交流の前進を評価した。東道輝・ボリショイサーカス社長はフェスティバルの大きな成功を祝して乾杯の音頭をとった。なお、このオープ二ング行事に先立ち、18日夜にチュコフスカヤ副大臣&ウラジーミル・トルストイ記念館長の歓迎パーテイーが日比谷・松本楼で開かれ、女優の栗原小巻さんが日本組織委員会を代表して挨拶した。
又、ボリショイサーカス公演は、乳幼児がかかる原因不明の川崎病を支援するチャリティとしても行われた。(撮影=吉田 由紀)
エカテリーナ・チュコフスカヤ文化省副大臣、高村正彦外務大臣 トラ(パヴレンコ) 熊(N・ノビチコフ) チェブラーシカ
鳩山由紀夫・日本組織委員長&衆議院議員 東道輝・ボリショイサーカス社長 フェスティバル・オープニング記念パーテイー チュコフスカヤ副大臣&ウラジーミル・トルストイ記念館長の歓迎パーテイー
■2008年7月■

ロシア文化フェスティバル2008 IN JAPAN公式開幕
7月に9本のプログラムで盛り上がる

   2006年、2007年と2年連続開催されたロシア文化フェスティバルIN JAPANは、3年目を迎え、2008年7月に9本の多彩なプログラムを集中してオープニング開催し、かつてない大きなもりあがりを見せた。
   初日8500名が手に汗にぎる名演技に感動したボリショイサーカスは、7月19日に東京体育館で開幕し27日まで東京公演、オープニングセレモニー&パーテイーも盛大に挙行された。それに先立って、「青春のアバンギャルド シャガールからマレーヴィチまで モスクワ市近代美術館展」が東京・BUNKAMURAザ・ミュージアムで6月21日から8月17日まで開催されている。又、創立270周年を迎えたワガノワ・バレエ・アカデミー公演は7月8日から8月3日まで各地で催され、バレエ・マスタークラスも7月20〜22日に横浜・東京・横須賀で開かれた。RUSSIAN CULTURAL FESTIVAL 2008 BIRTH OF ELECTRIC SHEEP(ロシア・ロックコンサート)は、7月18日SUPER DELUXEで開催された。
   ことしのフェスティバルの柱の一つである文豪レフ・トルストイ生誕180周年記念行事は、まず7月20〜22日の3日連続9本マラソン上映企画であるロシア名画祭が六本木のオリベホールで開かれ、ウラジミール・トルストイ館長、オリガ・カラヴァーエヴァ・モスフィルム代表が舞台挨拶、初公開映画3本が披露された。トルストイ氏は7月23日〜26日まで東京大学・上智大学・千葉大学・ジュンク堂で講演した。作家のガリーナ・ドゥトキナ女史は大阪と福岡で政経人中心の講演会で講演した。
   7月の最後は、ロシア民族工芸展で7月24日〜30日に北青山のギャラリー・コンセプト21で開かれ、3名の作家(レース編み、ビーズなど)が挨拶・作品紹介した。
   ひと月のなかで9本のプログラムの実施は、大勢の協力者と市民の支持のもとで成功裡に進行し、フェスティバルの開幕は大きく盛り上がった。8月は、「12人の怒れる男」シャンテシネ上映があり、9月2日からのロシア貴族コスチューム展(鳩山会舘)のために8月31日にモスフィルム博物館代表団が来日する。乞う期待!
■2008年6月22日■

シューキン国立演劇大学劇団が日本で初公演。
「我らが人生の日々」M・シュビトカヤ演出で。高い演技水準!熱演に惜しみない拍手が続く

   シューキン名称国立演劇学校劇団が6月20日来日し、22日に東京都内の劇場シアターX(カイ)でL・アンドレーエフ原作「我らが人生の日々」をM・A・シュビトカヤ演出で上演し、満員の観客に感動をあたえ好評を博した。
   プロの商業演劇ではなく、ロシア文化フェスティバルの青少年文化交流の一環としておこなわれた本公演は、シューキン演劇大学の卒業公演をそのまま日本に紹介するという商業公演にはない学生アマチュア演劇の魅力を初めて日本で実現したものとして注目された。
   雨の中、足を運んだ満員の観客は、午後6時開演から1幕〜4幕まで静かに見入り、若い俳優たちの熱っぽい演技に魅きこまれた。カーテンコールでは、何度も惜しみない拍手で演出家と俳優たちが讃えられた。
   ロシア演劇研究家の牧原純氏は「インパクトにとぼしい戯曲にもかかわらず、大学4年間の俳優としての教育成果がよくでていた。大変よい演技で日本とはずいぶん違うと感じた。」と語り、演劇プロデューサーの阿部義弘氏は「客の心をつかむことに成功している。幕切れの音楽を奏でる演出もよい情感をもたらしていた。」、演劇評論家の関きよし氏は「演劇教育の基本がしっかりとできていることによって、俳優のなかにある主体性が演技の中に滲み出てきている。このアンドレーエフのものは内面的な世界を抑制のきいた表現力でみごとに演じきっていた。」とコメントした。
又、同世代の上智大学外国学部ロシア語学科の豊田綾さんは「とても感動した。不自由なロシア語でありながらも強く心を打たれたのは、本当に公演がすばらしかったからにほかなりません。」と語った。
   一行は、24日桐朋学園芸術短期大学学生との交流、25日豊島区公演、26日世田谷区公演ののち、28日に成田空港から元気に帰国した。(撮影=大村 学)
公演「我らが人生の日々」 公演「我らが人生の日々」 公演「我らが人生の日々」 シューキン名称国立演劇学校劇団
■2008年4月30日■

ロシア文化フェスティバル2008IN JAPANプレスカンファレンス、親善大使就任式、
パーティが華やかにおこなわれる - 冨永愛、ATSUSHI、リーザ・べスが大使に

   「日本とロシアの架け橋になる」――国際的モデルの冨永愛、ドラゴンアッシュのダンサー・ATSUSHI TAKAHASHI、ロシア人歌手のリーザ・べスら3人は、ロシア文化フェスティバル2008アンバサダーに就任した。
   フェスティバル・プレスカンファレンスは、4月30日に東京・帝国ホテル2F蘭の間で開かれ、来日したマイヤ・コバヒゼ・ロシア連邦文化映画庁現代芸術局長が開催概要を説明、M・ガルージン公使がフェスティバル親善大使任命状を授与した。
   冨永、ATSUSHI、リーザは、挨拶のなかで「選ばれて光栄です」「日本とロシアの架け橋になれるように頑張ります」「両国のよさをお互いの国に伝えたい」などと語った。
又、着物姿の冨永は「ロシアで着物を着たい」、ATSUSHIは「秋にモスクワでダンスで友好をはかりたい」とのべた。リーザはフェスティバル・テーマソングを歌っており7月にCDデビューする予定だ。
   式は、LIZA BESSの「ヤポーニヤ」の独唱で閉会し、パーテイーに移った。V・べススドノフ・ロシア組織委員会代表の乾杯の音頭、3人のアンバサダーとの記念撮影で盛り上がった。(撮影=吉田 由紀)
冨永 愛 ATSUSHI TAKAHASHI 冨永 愛 / ATSUSHI TAKAHASHI リーザ・べス
■2008年4月28日■

ナターリヤ・トルスタヤ絵画展開かれる

   ロシアの文豪トルストイ生誕180周年を記念して、トルストイの子孫ナターリヤ・トルスタヤさんの絵画展が東京・駐日ロシア連邦大使館で4月19日、続いて21日から28日まで銀座の画廊アトリエ・スズキで開催された。
   ミニマリズム画家として高く評価されているトルスタヤさんは欧州各地、北米、シンガポールに次ぐ日本での展覧会となった。トルスタヤさんはロシア政府が選出する"最も優れた20世紀ロシアの女性画家"の1人として、トレチャコフ美術館にも作品が収蔵されている。
   プレゼンテーションにはトルストイ博物館館長のウラジーミル・トルストイ、「トルストイ家の箱舟」著者で「お伽の国日本」「落穂の天使」翻訳者のふみ子・ディヴィスも参加、ベールイ駐日大使、栗原小巻さん、中江利忠朝日新聞元社長らがあいさつ、大使館ホールで参会者の交歓が行われた。
   同時にウラジーミル・トルストイ氏の「いまに生きるトルストイ思想をめぐって」というテーマで、昭和女子大学、早稲田大学、駿台学園で講演も行われた。
駐日ロシア連邦大使館 中江利忠朝日新聞元社長 あいさつ ナターリヤ・トルスタヤ絵画展
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