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■2011年12月16日■

2011クロージングコンサート&パーティー盛大に!
サンクト・ペテルブルグ室内合奏団に嵐の拍手!アヴデーエフ文化大臣、シュビトコイ大統領文化代理が挨拶!
サハリン州政府と日本組織委員会が調印式
2012年度は6月に大阪で開幕式開催を発表

12月16日午後3時から、今年度ロシア文化フェスティバルのクロージング・コンサートが東京オペラシティで開催されました。クリスマス/アヴェ・マリアと題したサンクト・ペテルブルグ室内合奏団コンサートは、モーツアルト、ヴィヴァルディ、チャイコフスキーなどの名曲が観客の心を打ち、バッハ、シューベルト、カッチーニの三大アヴェ・マリアでは透き通った清らかなソプラノの美声が会場いっぱいに響きわたり、感動をあたえました。
休憩後の二部冒頭に、アレクサンドル・アヴデーエフ・ロシア連邦文化大臣がステージから挨拶、「ロシアと日本はとても親密な関係を確立しています。それはロシア文化フェスティバルの枠内で行われている多彩な文化行事にたくさんの日本市民が参加していることに示されています。本日、このクロージングコンサートに出演しているサンクト・ペテルブルグ室内合奏団とソリストの皆さんによる素晴らしい演奏に感謝したいと存じます。2011年のフェスティバルは38都道府県で行われ、これには100万人以上の人々が参加しました。隣国日本のことしの苦しい体験にロシア国民は心から同情しています。ロシア芸術家は訪日をキャンセルせず出演し、組織委員会は募金と収益を日本赤十字に寄付しています。」とのべました。
午後5時30分から、クロージングパーティーが東京オペラシティ2Fホワイエで開かれ、ロシア側を代表してミハイル・シュビトコイ・ロシア連邦大統領文化特別代理が挨拶、「感動的な三つのアヴェ・マリア、豊かなハーモニーのサンクト・ペテルブルグの音楽家の皆さんに心から感謝します。3・11東日本大震災のあと寄せられた日本組織委員会の必ずフェスティバルを実現し成功させたいという決意の手紙をいま忘れることはできません。われわれは本当に出来るのか、開催することが適切なのかということに迷っていましたが、実施する決意をし、派遣する芸術家にも協力をいただき、被災者を公演に招待し、募金を行い、本日に至るように大きく成功することができたことを皆さんと喜びあいたいと思います。来年は大阪で6月に公式オープニングセレモニーをおこないます。」とのべました。
日本側を代表して、栗原小巻・組織委員会副委員長は、ことしのフェスティバルにたいするロシア文化省のさまざまな支援と日本各界の協力に感謝し、今後も日ロ文化交流と友好平和のために尽力していくことをのべました。
来年のフェスティバルにはロストフ州、クラスノヤルスク州、サハリン州が参加しますが、サハリン州政府知事代表アンドレイ・クトヴォイ氏と日本組織員会事務局長・長塚英雄氏によってプロトコールに署名されました。
最後に、コンサートの主催者を代表して光藍社の小林雅行顧問が挨拶と乾杯をおこない、午後7時まで交流・歓談し散会しました。
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■2011年12月2日■

モスクワ大学創立者ロモノーソフの300年生誕を記念して
A・ストレルコフ・モスクワ大学准教授が東京外語大学らで講演

ミハイル・V・ロモノーソフの300年生誕を記念して、モスクワ大学よりアンドレイ・V・ストレルコフ准教授を招聘し、11月29日日ロ交流協会市民講演会、12月1日東京大学講演会、12月2日東京外国語大学講演会が行われ、注目されました。
ストレルコフ氏はモスクワ大学歴史学科古代史学科に所属し、古代ギリシャ史専攻だが、少年の頃、18世紀に興味を持ち、それが昂じ長い間18世紀の研究に携わりました。特にロモノーソフの多方面にわたる業績について詳細に研究成果を語り、講演では時間が足りないほどでした。講話終了後、参加者は口々にロモノーソフのマルチ学者ぶりに驚きの声を上げました。
ロモノーソフは1711年11月19日アルハンゲリスク州、北ドゥヴィナの河口、ホルモゴールィ村に生まれており、父親は村の土地を耕し納税する自由農民。ミハイル少年は独学で文字を習得し、教会や隣家の上流階級に属するドゥージン兄弟の家庭図書室で万巻の書を読み漁りました。当時学校に入学できたのは上流階級の子弟のみ。だが彼は抜群の聡明さで勉学を許され、後にロシア人で初めてロシア科学アカデミーの会員に。専門分野は物理、化学、地理学、天文学、基礎応用自然科学から人文分野のラテン語、絵画、詩作法など多方面にわたります。彼はそれら総てを有機的に関連付け、学問の世界に多大に貢献する研究となりました。(撮影=佐久間ナオヒト)
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■2011年11月25日■

モスクワ少年合唱団の清らかなハーモニーに感動の拍手、拍手、拍手。
「ちいさい秋みつけた」再来日公演、共同CDを発売

モスクワ少年合唱団の再来日公演は、主任指揮者のレオニード・バクルーシンが引率、32名の合唱団員によって11月20日から26日までの1週間、千葉市、旭市、西東京市、横浜市の4都市で行われました。今回のメンバーは8歳から17歳の少年たち(24歳一人を含む)で構成されていましたが、ハーモニーの厚さは想像以上、あどけない顔のこども達から発せられたとは思えないほど重厚で素晴らしいものでした。
特に第一部の宗教曲は、まさしく天上からの楽曲のごとく清らかで、またオペラやオラトリオの合唱曲では、高度な芸術的テクニックに感動の拍手が会場を埋め尽くしました。第二部は馴染みのあるロシア民謡や懐かしい日本の歌が繰り広げられ、手拍子を打ったり一緒に口ずさんだりと和やか雰囲気の中でプログラムが進行し、感動の拍手が送られました。
再来日ということで、昨年ジョイントコンサートを行った少年合唱団との再会を喜び、楽しく交流、とくに東総文化会館でのあさひ少年少女合唱団とのジョイントコンサートは、交流の悦びに満ち溢れた熱いエネルギーに包まれていました。11月26日、モスクワ少年合唱団の一行は、元気に帰国の途につきました。公演は11月21日・ホテル京成ミラマーレ、23日・東総文化会館、24日・こもれびホール、25日・関内ホールで成功裡に終了しました。 (撮影=佐久間ナオヒト)
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■2011年11月3日■

ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ2011
A・ファジェーエフ監督、「白鳥の湖」「ロミオとジュリエット」公演
東日本大震災の影響を克服し、11都市・15公演で感動あたえる

本年3月に新芸術監督に就任したアンドリアン・ファジェーエフを迎え「ロシア国立サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ」が6回目の日本公演を行いました。2011年10月6日から11月4日まで、全国15公演(東京、栃木、埼玉、神奈川、広島、京都、兵庫、三重、札幌、函館、熊本など)を実現し感動をあたえました。
演目はバレエの代名詞ともいえる不朽の名作「白鳥の湖」、永遠の純愛悲劇の最高傑作「ロミオとジュリエット」の二演目を上演した。初日の栃木公演では、ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーに留学し、その後プロで活躍している日本人ダンサーも出演。また公演前に行われた新監督のアンドリアン・ファジェーエフのプレトークも好評で、加えて広島県三原市では、芸術監督自らが子どもたちにレッスンをするという企画も行われました。
伝統的なロシア・バレエの美しさが際立った「白鳥の湖」と新演出が斬新な「ロミオとジュリエット」共に好評を博し、全国各地延べ14.000名の観客が魅了されました。
東日本大震災の影響もあり、東北地方2か所の公演が中止せざるを得ない状況となりましたが、11都市の公演を全て実施できたことは、とても意味のあることとなりました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年11月1日■

プロコフィエフ生誕120周年記念音楽祭(紀尾井ホール)
栗原小巻総合司会で、E・アシュケナージ、Y・イリン、M・カンディンスキー、
A・トカレフ、B・パンチェンコ、G・フェイギン、D・フェイギン、I・メジューエワらが演奏
“こんな楽しいクラシツク・コンサート初めて”と聴衆の感想

20世紀を代表するロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフ生誕120周年を記念する音楽祭が、11月1日18時30分から満員の観客を迎えて東京・紀尾井ホールで開かれました。8人の芸術家によって、プロコフィエフの比較的ポピュラーな曲を選別、モダニズム、古典主義、円熟期にそれぞれ見られる特徴、多様性を明らかにしました(演出=高塚昌彦)。
冒頭、音楽物語「ピーターと狼」から「小鳥のテーマ」、「アヒルのテーマ」をユーリー・イリン(オーボエ)と駐日ロシア連邦大使館付属小学校6年・竹内ゆきの(ピアノ)が演奏、続いて、「ピーターのテーマ」をソーニャ・ゾーリナ(同小学校3年)と竹内のピアノ・デュオで演奏。司会の栗原小巻のナビゲートで「ロミオとジュリエット」から「モンタギュー家とキャビレット家」をミハイル・カンディンスキー(ピアノ)、「シンデレラ」から「フィナーレ」を2台のピアノでイリーナ・メジューエワ、カンディンスキーが演奏、「束の間の幻影」から第3・10・11・14・17をメジューエワ、ピアノソナタ第7番から第2・3楽章をカンジンスキー、カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」から「激戦のあと」をワレンチナ・パンチェンコ(メゾ・ソプラノ、伴奏=イリン)が独唱しました。
二部は、「子どもの音楽」から第1・4・6・7・11曲、「10の小品」から第2・3・7曲をメジューエワが演奏してスタート、「チェロ・ソナタ ハ長調」(第2楽章)をドミトリー・フェイギンとピアノ=エレーナ・アシュケナージ、「ヴァイオリン・ソナタ第1番」(第1、2楽章)をグリゴリー・フェイギンとピアノ=アシュケナージが演奏しました。
名作「交響曲第1番「古典交響曲」」から「ガボット」(編曲=中島克磨)をヴァイオリン=フェイギン、チェロ=フェイギン、ピアノ=アシュケナージ、オーボエ=イリン、トランペット=アレクセイ・トカレフの編成で演奏。米国滞在中の作品オペラ「3つのオレンジへの恋」から「行進曲」(編曲=中島克磨)をフェイギン(2人)、アシュケナージ、イリン、トカレフで演奏、最後に、「子供のための交響的物語」「ピーターと狼」から「フィナーレ・勝利の行進」(編曲=中島克磨)を全員で演奏して終了しました。
1918年に2カ月日本に滞在したプロコフィエフは、現代日本のコンサート・プログラムにいつも取り入れられ演奏され、親しまれてきました。素晴らしい作品を創り出したプロコフィエフに感謝の拍手をしました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年10月10日■

「V・ヴェレシャ−ギンと日本」講演会と「ロシアと日本の交流史」イラスト展
P・V・イルイシェフ画伯が来日・講演・挨拶

10月9日に来日したパーヴェル・イルイシェフ画伯は、劇場・映画美術画家としてロシアで知られるように、モスフィルムで美術演出家の仕事に就き、「静かなるドン」など多数の映画制作にかかわり、現在、モスクワ国立映画大学准教授です。画伯の挿絵による書籍「ロシアと日本ー信頼への歴史的な道」は、洞爺湖サミットでメドヴェージェフ大統領から当時の福田康夫首相に贈呈されており、今回の展覧会の絵はその挿絵を展示したものです。
10月10日午後2時から開会した「画家V・ヴェレシャ−ギンと日本」講演会には、約100名の専門家・市民が参集、日本滞在中のヴェレシャ−ギンの謎についてたくさんの質問がだされました。「ロシアと日本の交流史」イラスト展には会期中に女優の栗原小巻さん、首藤勝次・大分県竹田市長らが鑑賞に訪れました。
展覧会オープニングセレモニーには、中村喜和・一橋大学名誉教授、p・イルイシェフ画伯、セルゲイ・ブーチンロシア連邦大使館公使、山田准一郎・日動画廊常務取締役が挨拶しました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年9月10日■

白夜のネヴァ河の畔に展開する愛のストーリー
文豪ドストエフスキー生誕190周年&没後130周年記念
モスフィルム提供「白夜」ニュープリントによる映画祭開く

ドストエフスキー初期の作品の映画「白夜」は1959年製作。イワン・プイリエフ監督・脚本による美しい映像はニュープリントで観客に感動を与えました。
9月10日、浜離宮朝日ホール小ホールでおこなわれた映画祭は午後から3回上映され、映画ファン、ロシア文学ファン、朝日新聞による応募抽選による来場者らが鑑賞、美しいペテルブルグの街をバックにした若い男女の心の揺れと幻のような恋愛の行方に見いり、ドストエフスキー文学の世界に浸っていました。9月1日には、日本語スーパー完成試写会が日本シネアーツ試写室で開かれ、ロシア文学者の川端香男里先生、中村喜和先生ら文化界の方々が鑑賞しました。
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■2011年8月30日■

クマ・ライオン・馬・犬・猫の演技に大人も子どもも大喜び!
国立ボリショイサーカス全国公演は函館・東京など14都市で開催
東京体育館には被災者児童ら2万人を招待

6月30日に函館オープニング行事に合わせて開幕したボリショイサーカスは、「馬グループ」と「猛獣グループ」に分かれて全国14都市で公演し、8月30日の大阪公演で幕を閉じました。
会場を疾走する馬の上でアクロバットを繰り広げる「ジギト」や、ライオンたちが火の輪をくぐる演技をはじめ、空中ブランコ、綱渡りなど、今年も人気のプログラムが満載。「馬グループ」の「シーソーアクロバット」では、シーソーの反動を使って天井に届きそうなほど高く跳びあがり、鍛え上げた肉体だけが頼りの数々の演技に声援と嘆息、拍手が送られました。「猛獣グループ」の「綱渡り」では、頭の上に片手で逆立ちした人を乗せて綱の上を歩くなど、手に汗握る演技の連続に目が釘付け。迫真の演技で張り詰めた空気はピエロの登場で一変。観客をひょうきんな演技者に仕立て、会場を大きな笑いの渦に変えました。クマの綱渡りや、猫の玉乗り、犬のコミカルな演技など、ボリショイサーカスが得意とする動物たちの演技にも、笑い声と拍手と大きな声援が送られました。
このたびの東日本大震災および福島原発事故で被害に遭われた方を励ますため、東京公演では被災者児童など約2万人、青森公演では約2000人を無料招待しました。また、障害者、施設の児童などの福祉招待を全国の公演で行い、喜ばれました。
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■2011年8月29日■

ロシア国立ミヌシンスク・ドラマ劇場(19名)来日
感動を呼んだ日露コラボレーション公演「シベリアの花咲くとき」
東京・松本・京都で9回公演、2084名参加で成功

8月29日にロシア連邦クラスノヤルスク地方のロシア国立ミヌシンスク・ドラマ劇場(19名)が来日、30日より東京都墨田区両国のシアターXにて、日本側劇団ピープルシアターとの日露共同稽古を開始、8月2日に公開リハーサル、3日〜7日シアターX、10日松本ピカデリーホール、14日京都府立文化芸術会館で公演、2084名の観客で成功裡に終わりました。
 観客は、「人間性の大切さを痛感した」「4年間の抑留を思い出し感動した」「悲しい歴史だが心温まる事実があったことにホッとした」「実際にはもっと厳しかったとの疑問も感じた。でもロシアで取り上げられたことは良かったと思う」「いまの平和を大切にしたい」などと感想をのべていました。(撮影=石川輝)
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■2011年8月8日■

ロシアの明るい今と、東日本大震災ロシア救援隊の活躍を伝える
新生ロシア連邦20周年記念写真展RUSSIA NOW
有楽町・東京交通会館と河口湖・久保田一竹美術館で開く

ソ連崩壊後20年が経過し、新生ロシア連邦は2011年で20周年を迎えました。高度な科学力をもつ資源大国ロシアは崩壊後に急速な経済再建をなしとげ、安定した国民生活を築きつつあります。市民の生活を中心にロシアの明るい今を伝えるこの写真展は、8月8日から13日まで東京交通会館ゴールドサロンで、9月17日から25日まで河口湖の久保田一竹美術館で開かれました。
東京の開幕式では、プーチン駐日ロシア連邦大使館公使、エゴーロフ駐日ロシア連邦通商代表部副主席が挨拶し、伊藤公三イスクラ産業代表取締役が乾杯の音頭をとりました。約百名の各界招待客が熱心に写真に見入っていました。チェブラシカの着ぐるみも登場、ロシア民芸品の売店、イスクラ産業のPRコーナーも併設されました。
富士五湖・河口湖の開幕式では、フェスティバル組織委員会を代表して栗原小巻さんが挨拶、来賓として地元の河口湖副町長・弦間正仁氏が祝辞をのべ、元日本外務省欧亜局長・駐ロシア日本国大使・都甲岳洋氏(現三井物産戦略研究所顧問)が乾杯の音頭をとりました。会場の久保田一竹美術館はキモノ「辻が花」で知られ、琉球石灰岩とヒバの大木によるデザイン建築が特色。来賓や観光客がエルミタージュ美術館、北極のオーロラや東日本大震災救援ロシア隊の写真に注目していました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年7月31日■

モスクワ子ども人形劇場「はりねずみとうさぎと熊」上演
プーク人形劇場誕生40周年記念、約千人の親子が楽しく鑑賞
アニメ「チェブラーシカ」も上映、大震災被災者家族を招待

モスクワ子ども人形劇場の再来日公演は、7月31日から8月7日までの7日間13ステージが行われ、演目「はりねずみとうさぎと熊」をプーク人形劇場誕生40周年記念と銘うって上演されました。
森で遊ぶはりねずみとくまのミーシャはねずみと3匹で、うさぎの誕生プレゼントに自転車を贈ります。ところがモンシロチョウ、小鳥、ロバ、イモムシらがやってきて、うさぎの畑を荒します。みんなで知恵を出しあい、観客の子どもたちの声援を得て、畑を守ることができました。誕生パーティーは歌ったり、踊ったり、うさぎは皆んなをかわりばんこに自転車に乗せてあげました。子どもたちの絶え間ない笑い声や舞台に送る声援は毎日ホールにこだましていました。
7月30日にホテルサンルート新宿で来日歓迎パーティーが催され、又、スペイン・日本・ロシアの三カ国人形劇団交流会も開かれました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年7月2日■

創立百周年を飾るピャトニツキイ記念国立アカデミー・ロシア民族合唱団来日
高度なテクニックと芸術性に富んだ舞台に感動の拍手
函館・小平・渋谷・千葉・横浜・保谷で公演
東日本大震災被災者救援の芸術家寄付&会場募金80万3千円

ロシアを代表する音楽芸術集団の一つであるピャトニツキイ記念国立アカデミー・ロシア民族合唱団の一行44名が7月1日に来日しました。ロシア民謡を中心にロシア各地の古い民謡や舞踊を音楽劇風に構成したエネルギッシュでしかも芸術性に富んだ90分(休憩なし)の舞台が各会場で行われました。公演は、ことしの文化フェスティバルオープニングのメインセレモニーとして7月2日函館市芸術ホールにて開催され、会場には開演前から多くのお客様が詰めかけ、838の席は瞬く間に埋め尽くされました。民族発声独特の声で魅せる合唱と、民族楽器の高度なテクニックによる演奏、そしてその曲にあわせて群舞が多彩に繰り広げられ、会場は拍手と歓声に包まれました。一行は、ロシア人墓地慰霊祭、オープニングパーティ―にも出演。7月5日は小平市の創価学園においてのコンサートに出演、高校・中学・小学校(4年〜6年)の生徒児童約2千名が鑑賞しました。東日本大震災・福島原発事故の影響で東京都からの指示による節電対策が行われていたため公演時間は短縮されましたが、終演後生徒代表がロシア語で感謝の言葉を述べるなど、交歓の場となりました。6日は渋谷区文化総合センター大和田さくらホール(東京労音主催)、7日は5団体共催による京葉銀行文化 フ ゚ ラ サ ゙音楽ホールでの公演で、2階席まで熱気に包まれ大盛況でした。8日横浜・関内ホール、10日西東京市・保谷こもれびホールで最終公演が行われました。格調高い芸術性に富んだ演奏・歌・踊りで各会場の観客を魅了して11日間の全日程を無事終えました。(撮影:丸山英樹)
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■2011年7月2日■

新生ロシア連邦20周年、聖ニコライ渡来150周年を記念
2011年度公式オープニングセレモニーを7月2日に函館市で挙行
M・シュビトコイ大統領代理がメドヴェージェフ大統領のメッセージ代読
サーカス、明治古写真展、アニメ映画祭、慰霊祭、パーティー、民族合唱団コンサートなど多彩なイベントに約2万人の市民が参加(6月30日―7月10日)

新生ロシア連邦20周年を記念するロシア文化フェスティバル2011IN JAPANは、1−12月の年間をとおして43本のプログラムが予定されていますが、公式オープニングセレモニーは、7月2日にミハイル・シュビトコイ・ロシア連邦大統領代理らを迎えて北海道函館市で盛大に挙行されました。
ボリショイサーカス函館公演は6月30日―7月3日に10回公演が函館市民体育館で開催され、7月2日午後1時30分からパーヴェル・ホロシロフ・ロシア連邦文化省第一副大臣、栗原小巻・ロシア文化フェスティバル日本組織委員会副委員長が両国を代表してあいさつしました。ロシアアニメーション映画祭は、7月1日―3日にかけて7本が9回上映され好評を博しました。
ロシアコレクション・明治古写真展は、7月1日―10日まで函館市芸術ホールギャラリーで開催されました。オープニングセレモニーには、ホロシロフ文化副大臣、栗原小巻副委員長、中川重雄函館副市長が出席しテープカット、記念パーテイーでは三氏が挨拶し、イーゴリ・ロマネンコ・ロシア文化フェステバルロシア組織委員会副委員長が乾杯の発声をおこないました。明治中期の103点の古写真は当時の生活や習慣、明治人の気概があふれているもので関心と注目を集め、NHKTVや新聞で報道されました。なお、松本徳彦・日本写真家協会専務理事が「文明開化のなかの写真」と題して講演しました。
聖ニコライ渡来150周年を記念するロシア人墓地(初代総領事ゴシケヴィチ夫人らが眠る)慰霊祭は、7月2日午後2時から厳かに進められ、シュビトコイ大統領代理とM・ベールイ駐日ロシア連邦大使が代表献花、ドミトリー・ニコライ司祭が祈祷をおこない、ピャトニツキー民族合唱団が聖歌を合唱するなか、日ロの参列者が献花をおこないました。
オープニングパーティーは、7月2日午後4時から函館国際ホテル・天平の間で開かれ、各界から約350名が参集、ピャトニツキー民族合唱団がオープニング演奏、工藤寿樹・函館市長が歓迎の挨拶をおこないました。シュビトコイ・大統領文化特別代理がメドヴェージェフ大統領のメッセージを紹介して挨拶、山村嘉宏・日本外務省欧州局ロシア交流室長が祝辞をのべ、両国代表にミス函館から花束が贈呈されました。ホロシロフ文化副大臣、高橋はるみ・北海道知事が祝辞で日露友好と文化交流の発展への期待をのべました。
2013年―2016年度のロシア文化フェスティバルIN JAPANに関する協定書の調印式が、ホロシロフ文化副大臣と長塚英雄・日本組織委員会事務局長によりおこなわれました。これにより、2006年からスタートしたロシア文化フェスティバルIN JAPANは2016年まで10年間の開催が決まりました。最後に、栗原小巻副委員長が乾杯の音頭をとり交流に移りました。なお、別室にてロシア大統領友好勲章授与式、裏千家のお茶会がそれぞれおこなわれました。
7月2日午後6時30分から、フェスティバルオープニングコンサートがピャト二ツキー民族合唱団によって開催され、シュビトコイ大統領代理、栗原小巻副委員長が舞台挨拶、ロシアダンサーから花束贈呈が行われ、すべてのセレモニーが終了しました。迫力ある同合唱団のコンサートは満員の観客を魅了し、感動と元気をあたえました。
なお、セルゲイ・ナルイシキン大統領府長官は、国内問題のため遅れて7月4日に来日し、菅首相、枝野官房長官ら政府首脳、要人らと会見し、大統領友好勲章を鳩山由紀夫前首相に授与するセレモニーに出席し帰国しました。(撮影:丸山英樹)
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■2011年7月1日■

ロシア・コレクション 明治古写真展「失われた日本」開く
海を渡った「横浜写真」の里帰り展=函館芸術ホール&銀座洋協ホール
P・V・ホロシロフ・ロシア連邦文化省第一副大臣が挨拶

ロシア・コレクションによる明治古写真展「失われた日本」は、7月1日〜10日函館市芸術ホールギャラリー、8月1日〜7日東京・銀座洋協ホールギャラリーで開催されました。オープニングセレモニーの函館では、P・V・ホロシロフ文化省第一副大臣、中林重雄函館市副市長、栗原小巻副委員長、銀座ではオリガ・ジュコヴァ・文化省国家支援プログラム調整部長、田沼武能・日本写真家協会会長、長谷川智恵子・日動画廊副社長が挨拶しました。
鑑賞した市民からは、「初めてこのような写真を見て感動した」「私はキモノが好きなのでキモノの時代の生活写真が見れてうれしい」などさまざまな感想がだされていました。
田沼会長は、「ペリー艦隊と同時に、プチャーチンのディアナ号艦隊のロシア人将校モジャイスキーが最初の銀板写真を撮っています。また、ロシア領事ゴシュケヴィチが木津幸吉を指導し、さらに横山松三郎、田本研造らにも伝習しましたように、日本とロシアは写真伝来の歴史において深い繋がりがありました。」と語り、古写真展の意義を説明しました。(撮影=丸山英樹)
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■2011年6月16日■

グレゴリー・セドフ・ピッコロヴァイオリンコンサート
銀座王子ホール、小学校、大学、寺院本堂、避難民慰問など
多彩な演奏ツアーに各界から共感の声

世界で最初のピッコロ(トレブル)ヴァイオリン奏者、グレゴリー・セドフの来日コンサート(人生賛歌VoL4)は、市民の身近なところで多彩に企画され喜ばれました。
6月12日親子観賞会では年齢制限なしで赤ちゃんから参加。セドフさんが自分で製作したMIDI伴奏と音楽のイメージ映像に合わせて、ピッコロ・ヴァイオリンの生演奏をしました。13日午前、東京都港区港陽小学校でのワークショップでは、全学年314人が参加、「ヴァイオリンを弾いて首が痛くなりませんか」「どのくらい練習するのですか」などの質問にこたえ、又、314人の半数が「触ってみたい」と言うなど子どもたちの関心を高めました。午後は埼玉県加須市に双葉町避難民の皆様の慰問演奏を行いました。16日王子ホールでの演奏会は、澤和樹・東京芸術大学教授ら弦楽四重奏との共演で、ピッコロヴァイオリンの音色を楽しんでいただきました。又、都内の震災避難民の方々をご招待しました。17日は香取市のギャラリー卯兵衛で、医療関係者を招いて開催されました。18日川越の東京国際大学のオープンキャンパスの目玉として900名を超える聴衆に来場いただきました。23日恵比寿アートカフェではコンサート会場とは違う親密空間でのライブ演奏となりました。25日八王子南大沢文化会館では、黒須・八王子市長も来場し、若手弦楽奏者と共演しました。26日福島テルサは、「下村満子 生き方塾」の公開講座主催の演奏会で、会津磐梯山、ふるさとを演奏し感銘を与えました。28日豊橋市大平寺本堂に250席超満員の観客で溢れました。大震災死亡者の特別法要もおこない、セドフさんも焼香、南部牛追い歌と会津磐梯山を奉納演奏しました。29日名古屋宗次ホール、30日駐日ロシア大使館ホールがそれぞれ開催され、ベールイ大使が挨拶されました。
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■2011年6月11日■

東日本大震災チャリティ公演「チャーリーはどこだ?」上演
モスクワ・パントマイム劇場(ろうあ劇団)来日公演に感動
全日本ろうあ連盟が5都市9公演を組織。義捐金30万7269円

ロシア文化フェスティバルに初めてろう者によるプロの劇団「モスクワ・パントマイム劇場」が招聘され、6月11日から18日まで佐賀・広島・京都・名古屋・横浜の5会場で9公演が行われました。13名の俳優とスタッフが全日程を元気にこなしました。
ロシア文化フェスティバル日本組織委員会と全日本ろうあ連盟が共催したもので、同連盟としても19年ぶりのロシアろうあ劇団との交流となりました。ロシア語手話混じりの上演のため、あらすじの説明や舞台の両サイドに日本語字幕をつけて観客にわかりやすくしました。演目は「チャーリーはどこだ?」。チャーリー達は音楽やダンス、衣装チェンジやあちこちに隠れたトリックなどで、前世紀初頭の頃のピュアな初恋物語を現代版コメディーで魅せてくれました。
観客からは「ロシア手話は全くわからないけど、身振りなどで何となく分かってよかった。あっという間に時間がたって面白かった。」「チャーリーの芝居はとても面白くてよかった。しかも感動できた。字幕があったので流れをつかむことが出来た。「騙す」場面が面白かった。」「表情豊かで手話がきれいだし、演技には安定感があり、ダンスもうまくてとても良かった。」「舞台の造りが洒落ていて、衣装も素敵だった。ろう者のダンスがとても自然で、よかった。」などの感想が寄せられました。
なお、本年のロシア文化フェスティバル公式プログラムはすべて東日本大震災チャリティ公演としておこない、本ろうあ劇団公演会場には30万7269円の義捐金が寄せられました。
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■2011年1月18日〜3月6日■

マトリョーシカ大博覧会in 仙台2011がカメイ記念展示館で開催
日本のこけし職人がマトリョーシカの絵付け作品を展示

今回の展覧会の場所は、日本で最大のこけしの産地、宮城県仙台市です。この宮城県は、マトリョーシカのロシア最大の産地ニジニノブゴロド州と姉妹都市関係であり、ロシア及び、マトリョーシカについて、大変関心の高い地域です。
展示場ではマトリョーシカの各産地の紹介がされました。歴史的にはセルギエフポサードを皮切りに、セミョーノフ、ポルホフスキーマイダン、キーロフ、ノリンスク、ヨシカルオラのマトリョーシカを展示。このコーナーでは、マトリョーシカとは何か、産地ごとの解説と共に、ロシアの心温まる風景とマトリョーシカ制作過程の写真が展示されました。
そして、なんといっても今回のメインイベントは、『コケーシカ』と名付けられた、こけしとマトリョーシカの融合展です。ロシアの職人さんが作った5個組のマトリョーシカの白木地に、日本の伝統こけしの職人さんが、絵付けをした展示です。これは日本とロシアの友好から生まれた新しい伝統として、大変な好評を博しました。展示のみならず、展覧会カタログの発行や、ロシアとマトリョーシカの講演会とスライドショーも行い、たくさんのお客様に喜ばれました。又、朝日新聞や地元紙の河北新報、NHKTVのニュース番組で報道されました。
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