■2018年12月9日■ |
第1回ロシア文学読書感想文コンクール「私のトルストイ」開催
20名受賞の表彰式と朗読劇&ユリヤ・レヴのピアノ演奏とヴァイオリン演奏
ロシア文学への熱い思いが会場の心をひとつに
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12月9日、墨田区両国のシアターXで、「第一回ロシア文学読書感想文コンクール『私のトルストイ』表彰式と朗読劇&ヴァイオリン演奏鑑賞会」が開催されました。
これはNPO法人ヘラルドの会による企画で、「第一回ロシア文学読書感想文コンクール『私のトルストイ』」として本年8月24日より9月7日までの期間に、中学生および高校生と23歳未満の青年男女を対象にN・トルストイ作『幼年時代』または『復活』の感想文を募りました。集まった70を超える作品から、厳正な審査の結果、計10名が入選、さらに奨励賞10名が選ばれました。
第一部はその表彰式でした。審査委員長を務めた金沢美知子東京大学名誉教授が総評を述べ、入賞者ひとりひとりに壇上で賞状と副賞を手渡しました。中学生の部第一位は「私のトルストイ」の東アンナさん(横浜市立鴨居中学校2年)でした。入賞者の中には、同日の午前中スポーツの試合に出場してから駆けつけたという長野在住の高校生もいて、観客の驚きと感動を呼びました。
休憩の後、第二部の朗読劇『幼年時代』(出演:蔀英治、武松洋子、ピアノ伴奏:ユリヤ・レヴ)とヴァイオリン演奏(澤田智恵、ピアノ伴奏:ユリヤ・レヴ)、さらに休憩を挟んで第三部の朗読劇『復活』(出演:蔀英治、久保田広子、菊地真之、ピアノ伴奏:ユリヤ・レヴ)が行われました。
観客は、文学作品の朗読や音楽の演奏を楽しむロシアのサロンを疑似体験し、登壇した学識経験者や入賞者をはじめ朗読劇出演者およびヴァイオリンやピアノ演奏家の、ロシア文学や文化に対する熱い思いに触れ、心温まる時間をすごしました。
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