Archive for the 'いちのへ友里' Category

天才少年少女に密着!

月曜日, 9月 24th, 2012

ロシア天才少年少女育成コンサート」の舞台裏に密着してきました!

お邪魔したのは町田市立鶴川中学校
アメリカなどで実践されている“教科教室型”をいち早く取り入れ、
国際交流にも積極的に取り組んでいます。

モダンな校舎の廊下は“学校ミュージアム”!
キリル文字にドストエフスキー、シャガール……
コンサートに合わせてただいま「広げよう世界へⅡ Russia展」開催中。

さて、来日したロシアの天才少年少女たちは
午前中のリハーサルを終えてランチタイム。

いよいよ、コンサート会場のアリーナへと向かいます!
本番直前、すでに大物の風格すら漂う後ろ姿・・・。

全校生徒とその保護者に大きな拍手で迎えられるロシアの天才少年少女。
「同世代に刺激を受けてほしい!」
花田英樹校長先生から日本の天才少年少女たちへの熱いメッセージとともに
コンサートの幕が上がりました。

スピヴァコフ国際慈善基金の奨学生のなかから選ばれた才能溢れる4人。
ひとたびステージにあがると大人顔負けの情緒豊かな音色に驚かされます。
ナイーブな演奏から一転、私服はキャップにビートルズTシャツ姿!ピアノのセミョーン・ベレージン君(17歳/写真右から2人目)
妖精のようなブルーのドレスが印象的なのはフルートのユリアナ・パダルコさん(17歳/写真中央)
休憩中は、楽器をスマートフォンに持ち替えピコピコ…ロシアの民族楽器バヤンのデニス・ソミンくん(12歳/写真右端)。
親しみやすい笑顔のムードメーカーで日本の子供たちにも大人気だった同じく民族楽器バラライカのアレクセイ・ニコラエフ君(14歳/写真左から2人目)。
(写真左端はその朗らかなお人柄で4人を父親のように温かく包みこむロ日協会のウラジーミル・ピャセツキー氏)

生徒会長からのお礼の言葉とともに、吹奏楽部のみなさんが心のこもった演奏のお返しです。
「ロシアの学校にはブラスバンドがないので、とても気に入りました!」

コンサート終了後は、質問タイム。

「日本ではどんな場所へいきましたか?」
「お休みだった昨日はディズニーランドへ行ってきました。ものすごい人と行列で……。」
「練習はどれくらいしていますか?」
「一日に3時間くらいです。バラライカは爪で演奏するので、あまり練習しすぎるのもよくないのです。」
「普段はどんな音楽を聴きますか?ラップは?ビートルズは?」
「ビートルズは知っていますが、ラップはそれほど聴きません。やっぱりJ-POPが人気です。」
・・・握手を求めてつぎつぎ集まってくる学生さんたち!

最後には、花道をつくってお見送りしてくれました!

ロシア「今日のことは忘れません!いつかまた日本で演奏したいです。」
日本「ロシアという国やロシア人にとても興味がわきました。ロシアのほかの文化や芸術にも触れてみたいです!」

今年で7年目を迎えるロシア文化フェスティバルは
年間を通じてさまざまなロシア文化プログラムが用意されています。
若い世代の方にも、もっと関心を持って参加してほしい!
このブログはそんな願いも込めてスタートしました。
この機会にフェスティバル友の会に登録して、ぜひ新しい世界に出逢ってください!

登録(無料)はこちら

レーピンが誘う芸術の秋!

木曜日, 8月 23rd, 2012

ロシアから芸術の秋風が吹いてきました。

激動のロシア革命期に民衆の姿を写実的に描いた

画家イリヤ・レーピンの日本初となる本格的な回顧展、

Bunkamura ザ ミュージアムでただいま開催中です!

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オープニングセレモニー・レセプションには、

“ロシア絵画の殿堂”国立トレチャコフ美術館の

イリーナ・レベデワ館長もお祝いに駆けつけました。

 

キュレーターのスヴェトラーナ・カプィリナさんが

プレス向け内覧会で見どころを熱くレクチャー。

レーピン自画像から始まる5つの展示室には、

ロシア民謡♪Эй ухнем!(ヴォルガの舟唄)が聴こえてきそうな

『ヴォルガの船曳き』誕生までの作品群やパリ留学後の“印象派”の顔、

革命をテーマに隠された謎に思いを巡らす『思いがけなく』、

そして絵の奥にその人生までを凝縮した肖像画の数々…

 

ところで、学生さんはガイドブック片手にどうぞ。

オリジナルキャラクターのトレちゃん・チャコちゃん・コフちゃんが

わかりやすく案内してくれます。

モスクワのトレチャコフ美術館でも、

授業の一環として鑑賞している子供たちの

キラキラした瞳によく出逢います。

 

ロシアの大自然、人々の生活、宗教や歴史的な出来事や人物……

扉を開けてから出口まで、まるでタイムトラベラーのように

ロシア人の生きてきたロシアを感じることができます。

こんなふうに歩くだけで日本を知ることができる国立美術館、

日本にもあったら素敵ですね!

国立トレチャコフ美術館所蔵レーピン展 2012.8.4(土)-10.8(月・祝)

公演詳細についてはこちら

BunkamuraHP http://www.bunkamura.co.jp/

※開催期間中はBunkamura全体がレーピン色に!レストランでは展覧会開催記念メニュー、フラワーショップではレーピン×ロシアのアレンジメント、そしてロシアブックフェアも開催中です。

 

ボリショイサーカスの裏側に潜入!

月曜日, 8月 6th, 2012

ロシア文化フェスティバルin JAPANをさらに楽しむためのあれこれを、女子アナならぬロシアナいちのへ友里がお届けしていきます!

今回は、毎年大好評「国立ボリショイ動物サーカス2012」の舞台裏に潜入!
注目は本場ロシアでもなかなか見ることのできないゾウのサーカス!


インドゾウのマグダ(39歳♀)とジェニー(40歳♀)のベテランコンビ、仲良くつながって登場したあとは、なんと片手片足で……あとはお楽しみ!

さて、初めての会場で大変なのは、動物たちが会場に慣れること。
たとえば、入場口は象サイズに作られていないため、
なかなか通り抜けられない、なんてハプニングも!

こちらは本番前ブラッシングに余念がないお洒落なプードル。セントバーナードの後ろ姿もかわいい!

「動物たちが楽しく演じるための環境を整えてあげることが大切なんです。」日本の蒸し暑さで体調を崩さないように大きな扇風機で調整します。

さあ、動物たちもスタンバイOK!
あなたにお会いできるのを心よりお待ちしています!

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公演詳細についてはこちら
ボリショイサーカスHP http://www.bolshoicircus.com/
※なお、今年の会場は有明コロシアム。
会期中には東ロビーにて「ロシア物産・民芸・観光展」もお楽しみいただけます!
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