Archive for the 'いちのへ友里' Category

モスクワ通信『本物の金が織り込まれたトルジョクの金の糸刺繍』

火曜日, 3月 10th, 2020

宿場町トルジョクといえば、ポジャルスキー・カツレツの他にもう一つ忘れてはならないのが、金を混ぜ込んだ糸で縫った刺繍製品 Торжокские золотошвеиです。9〜10世紀頃にはじまったと言われ、12世紀からトルジョクの伝統手工芸として受け継がれてきました。

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本物の金(や銀)が縫い込まれているのでその輝きはとてもエレガント!

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クレムリンをはじめ、ロシアのさまざまな場所・職業の制服で伝統的に使用されている刺繍ワッペンもトルジョク製が多いのだそうです。

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△トルジョク市内のお土産ショップではどこでも素晴らしいコレクションを見ることができました。

次はこの金の刺繍の博物館を訪れてみましょう。金の糸刺繍を深く知るためには4つの文化センターがあり、トルジョクにあるのはそのなかの2つ。

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△ひとつめは、金の糸刺繍で祈りの言葉が施された12mの帯が展示されている帯の家(Дом пояса)

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△そしてこちらの金の糸刺繍の博物館(Музей Золотного шитья)です。

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△入り口を入るとまずは、トルジョクの街の地図や観光名所、伝統的な四季の暮らしを描いた大作が飾られていました。

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△プーチン大統領をはじめ数々の著名人がここを訪れ、また素晴らしい作品が贈られたことがわかります。

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△大クレムリン宮殿のアンドレーエフスキー・ホールにも。

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△トルジョクはモスクワとペテルブルクの間の宿場町として発展してきました。両都市を象徴する建物を刺繍にした傑作も数多く保管されています。

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△この展示室では、古く貴重な初期の刺繍作品をみることができます。

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△古都トルジョクには美しい教会や修道院もあり、金の糸が神々しく輝く教会やイコンにまつわる刺繍作品も多くみられます。

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△16世紀の裁縫道具セットやこんな可愛らしい16世紀ヨーロッパ製の指貫入れも展示されていました。

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△刺繍に使われている糸には5〜8%の金が入っているため、しなやかですがしっかりとして硬い糸です。そのため通常の刺繍のように刺して布地を傷めないように、図柄に合わせて金の糸を布地の表面に固定し、それを絹の金糸で縫い付けるという独特の手法が使われています。

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△金の糸刺繍を体験してみたい方には、マスタークラスもあります。

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△次の展示室には、歴代の傑作が展示されていました。

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△『豊穣』

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△『石の花』しばらくうっとりと眺めていると、案内の方がサプライズで電気を消しました。するとどうでしょう・・・!暗い中で金色が光りだしました。

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△モスクワからトルジョク、そしてサンクトペテルブルクまで馬車で向かう様子が描かれている『モスクワからサンクト・ペテルブルクへの旅(Путешествие из Москвы в Санкт-Петербург)』。エレーナさんのお話では、プーチン 大統領はこの作品を大変気に入り、サンクトペテルブルク出身でロシアの大統領としてモスクワで執務する自らの人生に重ね合わせてイメージされたのか、ぺテルブルクからモスクワへ向かう逆のバージョンのものをお持ちなのだとか。 ご自宅に?それとも執務室に?この素敵な作品をどこに飾っていらっしゃるんでしょう。

建物内にはショップも併設されています。

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ベルベットの布に映える金刺繍のポーチは種類も豊富!どれも素敵で迷ってしまいます。美しいクッションカバーも記念に購入しました。

 

золотошвеи https://zolotoshveya.com/museum

モスクワ通信『ポジャルスキー・カツレツ発祥の地で伝統レシピのお料理教室』

木曜日, 3月 5th, 2020

ロシア料理のメイン料理で人気のカツレツ!よく知られているのは、カリカリの衣とジューシーなチキンのなかから、とろーりとバターが溶け出してくる“キエフ風カツレツ”です。日本ではカツレツといえば、パン粉の衣をつけて揚げているものを想像しますが、ロシアでは、ハンバーグのように丸めて油で焼いているものもカツレツと呼んでいます。でも、もうひとつ、私の大好きなカツレツは・・・ “ポジャルスキー・カツレツ”!

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△右がシンプルな“カツレツ”、左が“ポジャルスキー・カツレツ”です。

カリカリの衣の中には、ミンチしてバターと混ぜたふわふわトロトロの鶏肉が入っているカツレツです。多くのお店では、キエフ風カツレツと見た目でも区別するために、“キエフ風カツレツ”は目の細かいパン粉で、“ポジャルスキー・カツレツ”は、衣がわりにクルトンをつけて揚げたりしています。

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そんな“ポジャルスキー・カツレツ”の発祥の地をご存知でしょうか?モスクワとサンクトペテルブルクの間にある美しい町トルジョクのある宿屋で誕生したと言われています。かつては馬車で行き来していた二大都市の間に位置し、ここで馬を休ませたのです。現在はモスクワ都心部から車で約2時間半〜3時間です。ここで名物“ポジャルスキー・カツレツ”の楽しいお料理教室があると聞いてやってきました。

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△待ち合わせの場所カフェ・リラ(КАФЕ «ЛИРА»)へ到着すると、美しい民族衣装姿の女性が“パンと塩”で迎えてくださいました。

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ロシアでは伝統的に、大切なお客様をお迎えする際にはこの“パンと塩”の儀式を行います。カラバイと呼ばれる飾りをつけたふわふわの白いパンの真ん中には塩をのせた小皿があり、お客様は順番にパンをちぎって塩につけていただきます。

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△美しい飾りパンを食べてしまうのが惜しいような気がして、恐る恐るパンをとろうとすると「もっと大きくたっぷりお取り!出会えた幸せを喜ぶ儀式なんだから、たっぷりとね!!」一口頬張るとふんわりとしてまだ焼きたて!(最後にはお土産に持たせてくれます。)横にいる女性は「こちらもどうぞ!」と、ロシアの夏の風物詩クワス(黒パンを発酵させて作った炭酸飲料)を差し出してくれました。

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パンと塩の儀式が終わると建物のなかへ。続けて女性は自己紹介をはじめます。「皆様ようこそ!私の名前はダリヤ・ポジャルスカヤ。ここトルジョクにあった宿屋の女主人よ。」そう、この女性がかつてポジャルスキー・カツレツを考案した人物になりきって、私たちにこの宿場町や宿屋の歴史、ポジャルスキーカツレツが誕生するまでのストーリーを語ってくれる劇場風お料理教室なのです。

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一角にクッキング・スペースが作られており、ダリヤさんの説明に合わせてもう一人の女性が調理を始めました。レシピは1853年当時のまま。まずは丸ごとの鶏肉から骨を丁寧に取り除きます。それから包丁でトントンと挽肉状になるまで細かくしていきます。

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△「細かくすればするほど、おいしくなるのよ!そして、ここが大事なポイント!お肉が1キロなら、バターは500g入れるの。そう、恐れずにお肉の半分の量のバターを入れること!」

細かくしたお肉と溶かしたバターしっかりとよく混ぜ合わせたら塩胡椒で味付けをします。(ロシアのバターは無塩バターが主流なので、塩を加えます)お肉の準備ができたら今度はパン粉作り。

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△各面に違う用途のおろし金が付いているチョルカでパンを削っていきます。野菜をスライスしたり細切りにするのにも便利で、ボルシチに使うビーツなどお野菜を細くするときなどもよく使われるロシアではポピュラーなキッチン用品です。

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ここで私もお肉を丸めて成形してみることに。ちゃんとコック帽とナイロン手袋も用意されていました。お肉を丸めて、溶き卵を水で薄めた液に浸し、最後にパン粉をふんわりとつけていきます。「なんて上手なのかしら!あなた才能あるわ」優しいダリヤさんが優しく太鼓判を押してくれます。

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あとはこんがりときつね色になるまで油(バターも少し)で揚げて出来上がり!

さっそく揚げたてを試食しながら、ランチの始まりです。

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△サラダとボルシチ、そしてメインはもちろん、котлеты «Пожарские» ポジャルスキー・カツレツ!デザートのリンゴケーキも優しいお味で気に入りました。

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△ポジャルスキーの宿屋の評判を聞きつけて国内外の著名人が宿泊し、なかでも詩人プーシキンはポジャルスキー・カツレツが大好物だったとか。ニコライ1世もその味を称賛し、ペテルブルクの都へ呼んでカツレツを作らせたという説も。

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△こちらが本物のダリヤ・ポジャルスカヤさんの肖像画。お衣装だけでなく顔の雰囲気も、ちょっぴり今日のダリヤさんに似ていますね。

さて、ポジャルスキーの宿屋の建物は現在も残っていると聞いて、こちらも訪れました。

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△ミュージアム複合施設『ポジャルスキーの宿』Музейный комплекс «Гостиница Пожарских»

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△現在は宿屋ではなく素敵なカフェになっていました。

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そして、なんとこちらのカフェの名物は・・・

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△ポジャルスキー・カツレツ!いえ、ポジャルスキー・カツレツそっくりのケーキ!(150ルーブル)

カフェの奥は、ギャラリーとコンサートも出来そうなホールがあり、一角が小さなトルジョク陶器ミュージアムになっていました。

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△ポジャルスキーの宿屋を描いたお土産用の陶器がカフェ店内にも飾られていました。

ポジャルスキー・カツレツのお料理教室に参加したカフェ・リラや、かつてポジャルスキーの宿屋だった建物でポジャルスキー・カツレツ・ケーキが食べられるカフェ以外にも、トルジョクの街はどのレストランも食堂もその店自慢のポジャルスキー・カツレツがあるようです。

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△例えばこちらユルベスは、1992年にユーラとヴェーラとサーシャの3人で創業。3人の頭文字が店名になっています。こちらのレシピは革命前の料理本をベースにしており、変わらぬ味を提供しているのだそう。

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△自慢のポジャルスキー・カツレツ2種!油で揚げるかわりにオーブンで焼いているので、カリッとヘルシーな衣です。

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△ナイフを入れると熱々の肉汁とバターがとろ〜り!

他にも、トルジョク駅のビュッフェでも・・・

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△もちろんあります“ポジャルスキー・カツレツ”!

伝統レシピの“ポジャルスキー・カツレツ”を伝授していただいたので、ぜひお家で再現してみたいと思います。

モスクワ通信『北極圏ムルマンスクでシベリアン・ハスキー犬ぞり体験!』

土曜日, 2月 22nd, 2020

モスクワから北へ約1500km、北極圏の都と称されるムルマンスク州の州都ムルマンスク。

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夜は美しいオーロラに出会える場所として人気がありますが、さて昼間のおススメの過ごし方は?

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まずはこちら、冬のロシアならでは!?シベリアン・ハスキーの犬ぞり体験はいかがでしょうか。

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シベリアン・ハスキーにアラスカン・ハスキー、みんなとっても人懐っこくて可愛い!遊ぼう遊ぼうと尻尾を振って元気に飛び跳ねる子、ワンワン吠えていたのに近寄るとハウスから首だけ出して様子を伺う恥ずかしがり屋の子、落とした手袋をこっそり隠してしまう子も・・・!

たっぷり積もったふかふかの雪の中で、童心に帰っての雪遊びは最高です。ハスキーたちと思う存分遊んだら、トナカイの毛皮の敷物と立派な角のコート掛けがあるログハウスの中へ。ロシア伝統の湯沸かし器サモワールを囲んであったかい紅茶とお菓子をいただきながら、犬ぞりの大会の様子をビデオで見せてもらいました。準備が出来たらスノーモービルに乗り、いざ犬ぞりの待つツンドラの雪原へ。

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約10頭の犬が引くソリに乗って、どこまでもつづく白樺林を眺めながら進みます。先頭の犬がリーダーとなってチームをまとめています。大満足の犬ぞり体験でした!

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北極海(バレンツ海)に臨むムルマンスクですが、暖流の影響で不凍港となっており、ソ連時代には軍事的にも重要な役割を果たし英雄都市となりました。周辺には今も閉鎖都市が点在しています。港には、世界初の原子力砕氷船レーニンが係留しており、2008年から博物館として公開されています。

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△北極航路はムルマンスクからチュコト半島のペヴェス。1957〜1989年まで活躍しました。

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△目抜き通りのレーニン大通りを北へ行くと、緑の岬には巨大なアリョーシャ像が建っています。第二次世界大戦で亡くなった兵士たちの功績を称えて1972年に完成しました。

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△海のロシア正教会(Морской православный храм《СПАС НА ВОДАХ》)はシャンデリアも船の形。

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△港町らしく灯台や錨のモチーフ、ライトアップもあちらこちらで見かけました。

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△こちらはロシア帝国時代に建立された砕氷船イェルマーク号の記念碑。

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△さて市内には最近、お洒落なレストランが増えてきて、ロシア料理はもちろん、トナカイ肉のステーキやスープなどご当地ならではの味、そしてカニやエビ、帆立、サーモンにタラなど新鮮なシーフードも大人気!

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△海の駅のなかでは、ロシアでは珍しく、採れたてのウニを割って食べる姿も。

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△ショッピングモールВолна(ヴァルナー、波)1階に2013年に開店したファーストフード店マクドナルドには世界最北端の記念プレートもあり観光名所のひとつになっていますし、隣の憲法広場に設置された氷の滑り台も大人気でした。

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冬だからこそ北へ、極寒のロシアを満喫できるムルマンスクなのです。

モスクワ通信『北極圏ムルマンスクで奇跡のオーロラ・ハンティング!』

金曜日, 2月 21st, 2020

広いロシアのなかでも、北極圏に位置するムルマンスクは知られざるオーロラ・スポットとして人気があります。

今年は暖冬で雪も少なく、なんだかちょっぴり物足りない冬のモスクワから飛行機で約2時間半・・・ムルマンスクにはワクワクするような銀世界が広がって位ました。これぞロシアの冬!

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オーロラは自然の奇跡。天候に左右されます。冬に鑑賞するイメージがありますが、実はムルマンスクでは早くも9月から見ることができるそう。9〜11月は屋外でオーロラの出るタイミングを待つ間も凍える心配がないうえ観光客も少ない穴場の時期なのだそうです。

現地では、オーロラ・ハンティングの達人であるガイドさんとご一緒することをお勧めします。オーロラの強度指数を測るものなどたくさんの携帯アプリを併用して、天候の変化、特に風の向きと強さ、雲の動きをチェック。滞在期間のなかで最も見える可能性の高い時間帯と場所を予測してくれます。現地情報から穴場スポットまで熟知し、豊富な経験とノウハウを生かして最適な場所を探してくれます。

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私の滞在した2日間はオーロラ強度も弱く(KP2)、また天候に恵まれず、1日目は雪で中止。期待の2日目も朝からどんよりとした曇り空とにわか雨が続きました。しかし「可能性がある限り出かけよう!」ガイドさんからの連絡で夜21時にホテルを出発し、市街地から車でハンティングへ。仲間のガイドさんとも常時連絡を取り合い、まずはノルウェーとの国境へ続くハイウェイ沿いの道でストップ。三脚に高感度カメラを設置して待っていると、厚い雲に覆われた空の向こうに雲の切れ間が現れ、そこから澄み切った夜空と吸い込まれそうな美しい星空、そして手が届きそうなほどのスーパームーンが見えました。

 

「いい兆候だ!さらに大きな窓(雲の切れ間)を探そう!」再び車に乗り込みます。次に移動した先は、よくオーロラが現れるという人気スポットで、すでに2、3台の車が停車していました。再び雲が垂れ込める空の下、みんなで音楽を聴きながら踊ったり、空を見上げながらおしゃべりしたり、月明かりのなか雪遊びをしてみたり、そうして身体が冷えてくると車内に戻って熱い紅茶とお菓子で暖をとったりして過ごしました。その間にも天候はどんどん変化していきます。ここでは残念ながら大きな雲の切れ間は現れず、雲の動きを追いながらさらに移動していきます。やっぱり今日は無理かな?車内にほんの少し諦めムードが漂ったそのときです。突然、運転席から「すぐ車をおりて!閃光だ!!」ガイドさんの声に慌てて車から飛び出すと、空には見たことのない薄緑色の輝きが!!

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天の川のように白くふんわりと見えたり、キャンバスに絵の具を落としたように濃く点在したり、カーテンが風に揺られて踊っているように現れたり・・・つぎつぎと形を変えながら夜空に浮かび上がっては消えていきます。頭上で繰り広げられる感動的な光景にさっきまでの寒さも疲れも一気に吹き飛びます。夢中になってシャッターを押しましたが、普通のカメラではオーロラと人物の両方を綺麗に撮るのは難しいため、記念写真をお考えなら撮影つきのツアーがお勧めです。オーロラ強度指数が低い日でも、幸運にもこの奇跡のような閃光に出逢える可能性があり、オーロラを捕まえられるかどうかはまさにハンティング!このとき時刻はすでに深夜1時半、ホテルに到着したのは3時20分でした。

 

さて、冬場はマイナス20度にもなるムルマンスクでは、夜間はさらに冷え込むため、安全に楽しむためにも上下スキーウェアや厚手コートにしっかりとした雪用の防水ブーツと手袋、そして帽子は必須アイテムです。ロシアの冬に適した厚手の防寒具は、ムルマンスクのショッピングモール内をはじめロシアのスポーツ用品店でも購入できますし、またロシアの伝統的な雪用フェルトブーツのワレンキや伝統的なショールのプラトークは実用的でお土産にもお勧めです。

ロシアでの宝物のような経験がまた一つ増えました。

 

モスクワ通信『ロシア正教のクリスマス礼拝とニコライ・ヤポンスキーのイコン』

日曜日, 1月 26th, 2020

ロシアでは、ロシア正教の暦の関係で、新年1月1日の後の1月7日にクリスマスがやってきます。モスクワ中心部にある救世主キリスト聖堂(Храм Христа Спасителя)では、モスクワ総主教座キリル総主教によるクリスマス礼拝が行われ、その様子は毎年テレビでもロシア全土に生中継されます。

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△金色の丸屋根が輝く救世主キリスト聖堂は、ナポレオンのロシア侵攻に勝利したことを神に感謝するために1883年に完成しましたが、革命後の宗教弾圧により爆破され、跡地は屋外温水プールとして利用されていました。ソ連が崩壊し新生ロシアが誕生すると再建され、2000年にかつての姿が忠実に再現されました。キリスト教の一派であるロシア正教では、十字架の形が少し異なります。

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△招待状を頂いてこの貴重な礼拝に参列させていただくことが出来ました。

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△再建に尽力した会社の名前が記念プレートで掲示されていました。

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△その中には日本のみちのく銀行の名前も!

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△教会や聖堂では、女性は頭にスカーフを被り、男性は帽子をとることになっています。入り口に貸し出し用のスカーフが用意されていたり、教会のお店で販売されたりしています。ロシア観光の際には、いつでも教会に入れるように鞄の中にスカーフを一枚忍ばせておくと便利です。

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△教会に入るとまず、信者の方は小さな紙に熱心に何かを書き込んでいました。1枚目には家族をはじめ親しい人たちの健康を祈って名前を書込み、2枚目の紙には天に召された親族やご先祖様など大切な方をおもいだし安息を願います。窓口でこの紙を手渡すと、礼拝のなかで名前が読み上げられます。

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△お店では、イコンや十字架のネックレス、書籍などさまざまなものが売られていました。私は蜜蝋を購入しました。

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△礼拝が始まるまでの時間、聖堂内のたくさんのイコンを見て回りました。イコンには聖母マリアやキリスト、聖人たちが描かれています。ロシア人の名前には、聖人の名前をとったものも多いため、名前や誕生日ごとの守護聖人の小さなイコンをお財布のなかなどに入れて持ち歩いたり、車のなかやデスク周りに飾っている人もよく見かけます。家族の健康と日露友好を祈りながらイコンの前で火を灯しました。蜜蝋とお香の甘やかな香りが充満した薄暗い聖堂内には、何百本もの蝋燭でイコンの金色が輝いて浮かび上がり、信者たちの瞳のなかに炎が揺れています。

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△たくさんの信者が集まり、いよいよ6日から7日にかけての深夜0時にクリスマス礼拝が始まりました。敬虔な信者として知られるメドヴェージェフ元大統領ご夫妻をはじめ、最前列には国家機関のトップや著名人の姿も見られました。教会内には椅子はなく、礼拝時はじっと立ったまま司祭の祈りに耳を傾けます。また同じキリスト教でもパイプオルガンなどの演奏はなく、合唱(アカペラ)で賛美歌が捧げられます。足元からすべてのものを優しく包み込み語りかけるような荘厳な響きに心が震えました。教会の前、扉の前、イコンと呼ばれる聖像画の前、そして礼拝の間にも、信者の方は何度も上から下へ、次に右肩から左肩へと十字を切りお辞儀をして祈りを捧げていました。

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△礼拝の最後には、キリル総主教が信者たちの前に進み出て、聖体拝領を行います。キリストの血と肉を意味する水で薄めた甘いワイン(聖水)と白いパン(聖餅)を信者に分け与える儀式です。

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△クリスマスの礼拝まで断食の期間を過ごしていた信者たちにとって、この聖水と聖餅は特別なひと口になります。

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△聖堂内には日曜学校の子供たちによるキリスト降誕をテーマにした作品もたくさん展示されていました。

さて、キリル総主教は今年秋に、日本にロシア正教を伝道したニコライ・ヤポンスキー(Николай Японский)の関連行事に出席するために訪日が予定されています。

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△モスクワの教会Храм Вознесения Господня на Никитской («Малое Вознесение»)には、このニコライ・ヤポンスキーを描いた珍しいイコンがあります。富士山や満開の桜で彩られた寺院の屋根のような額装もとてもユニーク!中央のヤポンスキーの周りには、彼の生涯が書かれています。

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△日本での伝道シーンでは、イコンのなかに漢字も・・・!

その生涯を日本での正教伝道に捧げ、日露戦争中も日本にとどまり、日本で永眠したヤポンスキー。日本正教会の創建者であり、正教会で列聖されているヤポンスキーの名をとって、御茶の水には通称“ニコライ堂”と呼ばれる東京復活大聖堂が建てられました。この建物は鹿鳴館で知られるイギリスの建築家ジョサイア・コンドルゆかりの作品ということもあって、信者たちの心の拠り所であると同時に観光名所の一つにもなっています。

ニコライ・ヤポンスキーの不朽体は谷中墓地のほか、ニコライ堂や函館ハリストス正教会などにあります。(過去ブログ参照)

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この教会には、モスクワ音楽院の隣という立地にもぴったりの新しいイコン『音楽家たちと詩人たちのイコン』がお目見えして話題になりました。

 

☆Храм Христа Спасителя www.xxc.ru

Address: Ulitsa Volkhonka, 15

☆«Малое Вознесение» https://mvoznesenie.ru/

Address: Bol’shaya Nikitskaya Ulitsa, 18/2

 

モスクワ通信『あなたはどちら?寝台特急レッド・アロー号それとも高速鉄道サプサン?』

木曜日, 12月 12th, 2019
モスクワから飛行機で約1.5時間で行くことが出来る北の都サンクトペテルブルク。クラシックな趣きの寝台列車に乗ると、約8時間かけて翌朝には到着することができます。レニングラード駅、カザン駅、ヤロスラヴリ駅の3つの鉄道駅が集まっているコムソモール広場へ。
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△モスクワ〜サンクトペテルブルグ間をつなぐ寝台特急やサプサンなどを利用できるのはレニングラード駅。サンクトペテルブルクはかつてレニングラードと呼ばれていました。ロシアでは、行き先の地名が駅名になっているため、モスクワにあるレニングラード駅です。
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△時刻はまもなく出発の23時55分。ホームには、両側に寝台列車のレッド・アロー号とグランド・エクスプレス!どちらも趣きがあって素敵です。IMG_6319

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△ロシアでは、各車両の入り口でチケット確認をします。

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△2人部屋の室内

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△フルーツや軽食、ミネラルウォーターも用意されており、鉄道の絵柄の可愛らしいチョコレートは記念に持ち帰りました。

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△充実のアメニティ・セット(スリッパ、歯磨きセット、石鹸、靴磨き、くし、ウェットティッシュ)

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△シートの背もたれを下ろすとベッドに。座席の下はトランクなど荷物置きになっています。車両の前後にはトイレやチタン(湯沸し器サモワール)、車掌室があり、食堂車もついています。時刻は深夜、列車の揺れを感じつつ眠りにつきます・・・。

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△そして朝!窓から差し込む朝日で目を覚ますと、テーブルいっぱいの朝ごはんが運ばれてきます。前日の夜のうちに、朝ごはんの希望(カーシャというロシアのお粥かロシア風クレープのブリヌイ、前菜はハムとチーズのどちらの盛り合わせがよいか、ジュースはリンゴ・オレンジ・トマトの何味がよいか)など部屋まで注文をとりにきてくれます。

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△記念のお土産販売もありました。ロシア鉄道グッズも充実のラインナップ!

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△ついにサンクトペテルブルクに到着!

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△サンクトペテルブルクのモスクワ駅。

一方、日本の新幹線のような高速鉄道サプサン(はやぶさ)号を利用すれば約4時間で行くこともできます。

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△同じように、車両の入り口でチケットを確認します。

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△お席には、進行方向と逆方向があるので指定席の際はご注意を!清潔感があり快適なシート。車内販売もあります。Эконом класс(エコノミークラス)、Экономический +(エコノミープラス)、Бизнес класс(ビジネスクラス)、Первый класс(ファーストクラス)、個室もあるよう。5歳まではお席なしの利用も可で、10歳までは子ども料金でした。

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△こちらはお食事代が込みになっているВагон-бистро 食堂車のテーブルつきボックス席。こちらは乗車券に2000ルーブル分のお食事券が込みになっています。

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△メニューは主にロシア料理。スープ、サラダ&前菜、メイン、軽食のサンドイッチやロシア風クレープのブリヌイ、朝食メニュー、デザートにスナック、飲み物など(アルコールもあり)。

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△一押しは、やはりシェフのおすすめ料理!きちんとお皿でサーブされました。

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△それ以外のお料理は、パックを温める飛行機の機内食のようなタイプ。

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△ボルシチ

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△小さなカフェスペースやキオスクもあります。

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△お席に置かれていた車内販売の雑誌。

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△ロシア鉄道がスポンサーのサッカーチーム“ロコモチフ・モスクワ”のグッズ

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△モスクワとサンクトペテルブルクの2都市で利用出来るメトロカード“トロイカ”発見!

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△ロシア鉄道&サプサングッズ

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△日本商品のブラシも販売されていました。

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△2000ルーブル分のお料理を注文しきれない場合には、余ったお金でお買い物も出来ます。人気はサプサン・チョコレート。飛行機、そして寝台列車とサプサンに加えて、さらに今後サプサンよりも速い新列車も開通するようです。

さて、モスクワーサンクトペテルブルク間、あなたは何を利用しますか?

САПСАН https://xn--sapsa-07a.com/?mclid=6352393#/

РЖД(Российские железные дороги)http://www.rzd.ru

モスクワ通信『職業はシークレットサービス!?キッザニア・モスクワ体験』

木曜日, 12月 5th, 2019

キッザニアは、メキシコからはじまり世界へ広がっている職業体験型テーマパーク。日本には2006年に世界3番目にオープンし今も大人気です。モスクワには2016年にオープン!

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△ショッピングセンター АВИАПАРК (アヴィアパルク)の最上階です。

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△受付で入場券を買い(子ども1990ルーブル、大人790ルーブル)リストバンドを装着。ポシェットと50キッゾ(キッザニアのなかでの通貨)をもらいます。なんと、日本のキッザニアで使うキッゾをそのままモスクワでも使えるのだそう。

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△入口脇で、まずはキッザニア・パスポートを作ります(490R)。パスポートの所持は自由ですが、パスポートを提示すると、職業ごとにスタンプがもらえるほか、キッゾを普通よりも多くもらえたり、館内で割引でお買い物出来たりします。

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△仕事の情報を得たりアドバイスしてもらえる場所。

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△それぞれのお仕事の前には、対象年齢や身長、1回に体験出来る人数やキッゾ、次回の開始時間などが表示されています。英語の話せるスタッフも増えてきましたし、仕組みは世界共通です。 目の前には子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのための街が広がっています・・・!

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△なんと驚いたことに、キッザニア・モスクワには、ちいさなボリショイ劇場(ボリショイはロシア語で大きいの意味)や、

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△グム(ロシア国営百貨店)までありました!!!

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△赤い消防車はそっくりですが・・・ロシアのサイレンは青色!

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△消防署のお仕事もそっくりです。まずは消防士さんたちの仕事についてレクチャーを受け、制服に着替えると、サイレンが!急いで消防車に乗り込み、火災現場に向かいます。燃えているビルにみんなで放水!無事に消火したらお仕事完了です。3、2、1、ウラー(万歳)!お給料をもらって次の仕事へと向かいます。

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△救急車のサイレンも、日本は赤ですがロシアは青!

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△郵便局も日本のような赤ではなくロシアでは青です。

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△住所を探して小包を届けます。

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△ロシアのスーパー ペレクリョストクでは、レジ打ちや品出しを。

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△働くだけではありません。稼いだお金を使って、運転免許を取得するために教習所に通い、モスクワの街並みをドライブしたり、ロスネフチで給油したり、ショッピングも楽しめます。

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△ラジオ局

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△ちいさなボリショイ劇場へはいると、隣の俳優養成所で学んだ子どもたちが公演中!

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△カメラマンが撮影してくれた写真は、Canonで印刷してもらえます!

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△歯科医

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△ハンバーガーショップ

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△獣医

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△パイロット養成所

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△警察署

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まだまだたくさんの職業があります。憧れの仕事をたくさん体験できて、子どもたちの夢が広がりますね。 さて「ロシアならではの職業はないかしら?」と地図を広げてみると・・・なんと『シークレット・サービス』の文字!!!

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△地図を片手にシークレット・サービスがあるはずの場所をウロウロ・・・でもそこには、電化製品の並ぶ一見普通のお店があるだけ。スタッフの方に聞いてみると・・・にやりと笑って「とりあえず、この列に並んで待っていてね」

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△そして時間になると、子どもたちだけが誘導され、そのまま冷蔵庫のなかへ消えていきました・・・!

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△あとは外のモニターで一部を見学。レーザーをよけながら暗闇の部屋を進む訓練や、平衡感覚を鍛える訓練など、さまざまな訓練を経て最後は脱出訓練!

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△命綱をつけているとはいえ、かなりの高さから勇気を出してバンジージャンプ! 帰って来た子どもたちに、「どんな内容だったの!?」と尋ねたところ「言っちゃダメだって。秘密」とのこと。これからモスクワの街中の電化製品売り場を通るたびに、なんだか秘密の通路に繋がっているのではとドキドキしてしまいそう。

日本とシステムが少し異なるのは、日本では昼と夜の2部入れ替え制になっていますが、ロシアでは基本的に一度チケットを購入したら閉館まで遊べるところ(日本よりもロシアの方がだいぶ空いていて、特に午前中は並ばずに沢山遊べました)。また、ピザやお菓子などの飲食系の職業体験は、日本では作ったものをそのままもらえますがロシアでは購入するシステムであること。自動車の運転免許をとるために、まずはクリニックで身体検査を受けてその証明書を持って教習所へ向かうことなど。

キッザニア・モスクワ

Kidzania Moscow https://kidzania.ru/ru/

住所:Khodynskiy Bul’var, 4 Moscow

そして、なんとモスクワには、“ロシア版キッザニア”と言える子どもの職業体験型エンターテインメントが2種類もあります。ひとつはキッドブルク(КИДБУРГ https://kidburg.ru)。もうひとつはマステルスラブリ(Мастерславль https://www.masterslavl.ru/)です。どちらも警察、消防署、病院、郵便局などは同じ流れで、そのほか化粧品店や食品メーカーなどロシアで見かけるさまざまなお店は再現されていて、ロシアの子どもたちを対象にロシア語で職業が体験が出来ます。

 

モスクワ通信『サモワールとプリャニキの町トゥーラ(2)クレムリンと街散策』

金曜日, 11月 15th, 2019

モスクワから南へおよそ180km、ロシアの湯沸し器サモワールと伝統菓子プリャニキの町トゥーラを散策してみましょう!

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駅前には、1941年から1945年にかけての大祖国戦争(第二次世界大戦の独ソ戦)における功績を称えて贈られた『英雄都市』の名誉称号。

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町には武器工場が作られ、武器博物館(Тульский музей оружия)もあります。

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△文豪トルストイはトゥーラ郊外のヤースナヤ・ポリャーナで生まれ、生涯を過ごしました。街角にみつけたポートレート。

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△トゥーラ州子ども図書館の可愛らしい建物。

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△かつてホテルだった駅前の建物。記念プレートには、1918年に、ボリス・パステルナークが滞在したと記されていました。詩人で作家でもあるパステルナークは、長編小説『ドクトル・ジヴァゴ』で知られノーベル文学賞も受賞しています。

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△古い薬局の博物館 (Музей «Старая тульская аптека» 住所: Prospekt Lenina, 27, Tula)

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△レーニン広場

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△レーニン像とレーニンのそっくりさん。ロシア民族衣装姿のおばあちゃまは屋台でプリャニキ(ロシア版のジンジャーブレッド)を売っていました。その向かいには・・・

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△プリャニキの銅像。トゥーラ自慢のプリャニキ屋さんと博物館は前回のブログでご紹介しました。

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△美しくリニューアルされたトゥーラのクレムリン(Тульский кремль)。ロシアには、モスクワだけでなくさまざまな都市にクレムリンが残っています。

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△クレムリンのかつての様子と現在が写真で比較展示されていました。

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△なかには、美しい教会を中心に、本場トゥーラのサモワールやさんやプリャニキやさん、可愛いお土産屋さんやカフェ、写真スタジオやミュージアムなどがずらり。地元サッカーチームПФК Арсенал Тулаのショップもあり人気の観光スポットになっていました。

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△そして、以前モスクワ郊外の町コロムナのパスチラをご紹介しましたが、こちらはトゥーラ州の町ベリョフのパスチラ店もありました。コロムナとベリョフのパスチラは、ロシアの2大パスチラです。

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△どこかノスタルジックな女性とフルーツの絵が素敵です。

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Белёвская пастила http://belevpastila.com

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△クレムリン城壁の周辺には、たくさんのユニークな銅像がありました。

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△トゥーラのアルファベット

Тульский кремль http://www.tmii-tula.ru

住所:Mendeleyevskaya Ulitsa, 2, Tula

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△雨上がりの緑が美しい公園(Центральный парк культуры и отдыха им.П.П.Белоусова)にも、たくさんのサモワールのモニュメント!

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△詩人セルゲイ・エセーニンの記念碑

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△公園にはユニークなベンチが並びます。こちらのピアノが描かれたベンチにはチャイコフスキーの楽譜!「四季」より10月

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△可愛らしいモニュメント『白鳥の湖』

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△公園内には、髭がテーマの楽しいビア・レストランもありました。

☆ビアレストラン«Пётр Петрович» www.petrpetrovich.ru/

住所:Ulitsa Pervomayskaya, 13Ак15, Tula

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△チャップリンにリンゴ・スター、ダリ、映画監督ニキータ・ミハルコフ・・・特徴的なひげのオンパレード!

初めて訪れる街は、歩けば歩くほど発見があり、ガイドブックでは網羅出来ない自分だけの地図が広がります。これこそ旅の醍醐味ですね。

モスクワ通信『サモワールとプリャニキの街トゥーラ(1)ロシアのお茶文化を訪ねて』

金曜日, 11月 15th, 2019

ロシアのお茶文化を味わうため、モスクワ近郊の町トゥーラを旅しました。ロシア式ティータイムといえば、サモワール(ロシア式の湯沸し器)と蜂蜜をつかった伝統菓子のプリャニキ(ロシア版のジンジャーブレッド)です。

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△まずはプリャニキの博物館へ。トゥーラ市民に愛されている1881年創業の老舗«Старая Тула»の直営店には、ミュージアムが併設されています。

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△最も古いプリャニクは、蜂蜜を混ぜ込んだ生地を手で丸めたシンプルなもの。その後、木型を使用するようになります。白樺の木型は職人がひとつひとつ手作りしているそうで、もちろん大きく手の込んだデザインほど樹齢の高い良質な木材と職人の技術が必要になります。

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△文字を覚えるためのプリャニク『Азбука』など初期の頃のデザイン。プリャニキの歴史を、実際のプリャニキとそれを製作した木型とともに見ることことが出来て、まさにプリャニキで振り返る美味しいロシア図鑑!

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△日露戦争に関係するプリャニキや

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△1980年モスクワ五輪のマスコット“くまのミーシャ“など時代を反映したプリャニキ。さらには会社やブランドのロゴ、お祝いごとや記念日をモチーフにしたもの、クリスマスやパスハなど年中行事をテーマにしたもの・・・トゥーラではさまざまな記念プリャニキが作られてきました。

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△総重量50キロもある巨大プリャニク

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△ミュージアム併設の小さなお店には甘い香りが漂い、朝からひっきりなしに地元のロシア人がお買い物に訪れます。お店にはさまざまなプリャニキが売られています。

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△長持ちするので、お土産にも!中身は、フルーツのジャムかコンデンスミルクが人気だそう。トゥーラのプリャニキをはじめ、ロシアには各地オリジナルのプリャニキがあります。

☆プリャーニキ博物館(Музей «Тульский пряник»)

サイト:http://www.oldtula.ru

住所:г. Тула, ул. Октябрьская, д. 45.

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△さて、つづいてはトゥーラのサモワール博物館(Музей «Тульские самовары»)へ。入口では最も古いサモワールがお出迎え。

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△ロシアの湯沸し器サモワールは、内部の円筒状の部分に炭や松ぼっくりなどを入れて燃やし、まわりにたっぷり入っているお湯を温めてくれます。上にはポットを乗せて保温することが出来るため、サモワールを置いたテーブルを囲むと、何度もお湯をたしながら紅茶を飲んで、ゆっくりと家族団らんを楽しんだり、女性たちが席を立たずに思う存分おしゃべりを楽しんだりすることが出来ます。

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△サモワールづくりの行程が映像で、また道具も展示されています。

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△19世紀終わり頃には、トゥーラの町にこんなにたくさんのサモワール製造工房がありました。

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△2階には、さまざまな時代・形・タイプのサモワールや、さまざまな素材によるサモワール(白樺、陶器、ガラス・・・など)が展示されています。

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Музей «Тульские самовары»

サイト:https://www.museum-tula.ru/muzei/muzej-samovar/

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△トゥーラの街にあったロシア式ティータイムの銅像は、もちろんサモワールにプリャーニク!お茶会に参加して記念撮影出来ます。

 

モスクワ通信『ロシアで味わいたい!ビーツいろいろ』

水曜日, 10月 23rd, 2019

ロシア料理と言えば・・・ビーツ(свёкла)の赤が美しいスープのボルシチ!‘’食べる血液”とも呼ばれ世界で注目されているスーパーフードのビーツは栄養価が高く、形はカブに似ていますがカブの仲間ではなく、ほうれん草などと同様のアカザ科の野菜で、実だけでなく赤い茎や葉も美味しく頂くことが出来ます。

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△ロシアのおふくろの味ボルシチ(борщ)は、家庭ごとお店ごとに違う美味しさなので、ぜひいろいろ味わいたい!

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△“冷たいボルシチ”とも呼ばれている夏の人気スープ、スヴェコリニク(свекольник)。スメタナを混ぜたビーツのピンク色が綺麗!

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△角切りにしたビーツとジャガイモや人参等の野菜を塩やオイルでシンプルに混ぜたヴィネグレット(винегрет)や、

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△ビーツの毛皮を着せてケーキのように重ねた伝統サラダの“毛皮を着たニシン”(селёдка под шубой)は、どちらもソ連時代から食堂の定番サラダです。

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△ビーツはサラダはもちろんジュースなど生でも食べることが出来ます。ロシアの野菜ジュースにはやっぱりビーツ!優しい甘さが特徴です。

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△ロシアの人気ファーストフードのひとつ“ロシア風クレープのブリヌイ”のお店でも、ビーツの赤いソースが印象的なИлья Муромец(イリヤ・ムロメツ:ロシアの勇者の名前)は昔からの看板メニュー。

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△ちいさな角切りビーツと香ばしい胡桃がごろごろ入っているビーツ・パンもありますし、

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△ひまわり油で揚げただけ!素材そのものの旨味を生かしたビーツ・チップスはお土産にも喜ばれそう。

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△もちろん、ロシアのスーパーではどこでも生ビーツや茹でビーツが必ず売られていますし、

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△郊外の菜園つきの別荘ダーチャで収穫した新鮮ビーツをロシア人にいただくことも。

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△今流行のお洒落なレストランでは、凍ったビーツをサラダに乗せてくださる“ビーツの雪のサラダ”なんていうメニューも!
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△2019年に登場したボルシチ・ラーメンは、日本×ロシアの新しい魅力!

モスクワへいらしたらぜひ新鮮で美味しいビーツを満喫してくださいね!